活の「おこぜ」を唐揚げにすると膨らむ膨らむ

皮がぎゅっと縮まり、身がふくらむ


八王子卸売協同組合、舵丸水産にいた「おこぜ(オニオコゼ)」は産地不明だった。
産地不明の魚は基本的に買わないが、他になにもないので2尾締めてもらう。
さて、帰宅後、市場の買い物を整理して魚の計測をし、撮影をしたら午前9時をまわっていた。
ここ数日、昼夜逆転していて生活が乱れているので、数時間眠るつもりが眠れない。

思い立って「おこぜ」を大急ぎで下ろして、背を割る。
ペーパータオルにくるんで水分を抜いて片栗粉をまぶして、じっくり20分以上かけて揚げる。
最初は低温で、2度目は高温で揚げる。
揚げると身がぶわっとふくらんでくる。

キレイに食べたらあきまへん


「おこぜ」の唐揚げは手づかみでワイルドに食べてこそうまい。
右手に軍手をはめて怪獣がビルを破壊するかのように破壊しながら食べる。
行儀よく食べるとおいしくない。
皮と皮下のねっとりしたところも非常にうまいが、なんといってもぶわっと膨らんだ身の味が好きだ。

食べ終わると皿には何も残らない。
今回は贅沢をしてエビスビールの苦みで口中を洗った。
風呂に入ってさー寝ようと思ったけど、眠れない。
外からホトトギスの声が聞こえてくる。

「おこぜ」はやはり活けがいい


個人的な意見でしかないが、唐揚げとはいえ、「おこぜ(オニオコゼ)」は活けがいい。
別に野締めでも、活け締めでもいいというか、おいしいけど、活けを揚げたときの膨張がない。
昔、関東の市場でオニオコゼは野締めが多く、活けが少なかったが近年活けが増えてきている。

棘を取ってから料理すべし


オコゼはほんの15年くらい前までは西日本の魚だった。
これが本州以南どこでも揚がる魚となっている。
だから今回の活けの「おこぜ」の産地がはっきりしないのは産地が増えたせいだ。

背鰭には強い毒があるので要注意。
料理する前に切り取っておくべし。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。


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