徳島県つるぎ町家賀のずんぐりしたゴボウはウマスギ!

ゴボウは山でとれたものの方が平地のものよりもうまい

不格好なゴボウ

ゴボウは不格好な方がうまい。
不格好なゴボウは山間地で育ったゴボウである。
帰郷する度にボクの故郷、徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)『道の駅貞光ゆうゆう館』で探すのが、この不格好なゴボウである。
何度も買っているが、すべて家賀(けか)という山間の地から来ている。

家賀だけではなく、つるぎ町の山間部の畑はものすごい急斜面で、畝を作るときなど上に上にと土を寄せる。
昔、家の手伝いで配達に行ったとき、その家のバアチャンに「(急斜面の畑で)ころげたら二度と上がって来れん」と言われたほどだ。
つるぎ町の平地は極端に狭く、畑地の多くは「ころげたら二度と上がって来れん」ところばかりである。
腰に紐をくくりつけて耕さなければならないところだってある。
でもこの水やりすらままならない耕作困難な畑こそ、うますぎるゴボウを育てるのだ。

念のために、家賀だけではなく同じようなところ、山でとれるゴボウはみなうまい。
例えば吉野川を挟んだ対岸、美馬市美馬町の山のゴボウも同じだし、遠く離れて三重県伊賀市大滝のゴボウもうまい。
ついでにつるぎ町一宇(いっちゅう)には、山の畑でしかとれない幻のジャガイモまである。
■ずんぐりむっくりとて美しくない山のゴボウ

定番料理、たたきごぼうがうまいのはゴボウのせい

たたきぼぼう

家賀のゴボウは見た目はやたらに悪いが味は超弩級のおいしさである。
流通するすらっとしたゴボウと比べると香りからしてダンチなのである。
包丁を入れた途端にウットリする。
今回は「たたきごぼう」から作っみたが、ゴマの香りを跳ね返すくらいに香り高い。
■写真は、たたきぼぼう

煮魚に使って魚よりもおいしいのはなぜ?

煮つけのゴボウ

煮ると柔らかく、うま味も非常に豊かである。
魚と一緒に煮ると、主役の煮魚以上に味わい深かったりする。
■カラスガレイの煮つけのゴボウ


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