徳島県橘湾のちりめんで、ちりめん山椒をたく

山椒ちりめんは限りなく箸が伸びる


1週間以上続けて食べても、なくなることはないと思うほどたっぷり作った「山椒ちりめん」だが、お茶の友とし、ご飯の友とする内に、2、3日でなくなるに違いないと思い始めて、本当に2日でなくなる。
自家製だからこんなことができるわけで、京都などで買うと、とてもこんな贅沢はできない。

ボクの作る「山椒ちりめん」は酒・みりんのみりんは少なめで、薄口醤油も最小限の薄味である。
煮切った酒が味の主要部分となっている。
ちりめんの豊かな味に調味料のほの甘さでお茶に合う。
炊きたてご飯に混ぜると、山椒ちりめんご飯とあいなる。
ちなみに山椒の香りがとてもよいけど、これは山椒の佃煮が上等だからで、ボクの手柄ではない。

ボクは徳島に帰ると、ちりめん(カタクチイワシの稚魚であるしらすを塩茹でして硬く干したもの)をたっぷり買ってきて、そのまま食べたり、たいたりする。
徳島生まれなのでひいき目であることは否定できないが、阿波のちりめんはとても上等なのだ。

調味料を合わせてたくだけ、なのでとっても簡単


11月に徳島県から帰って、すぐに風邪をおして3回ほど出稼ぎに出た。
加うるに、打ち合わせや小売業もあって、風邪が悪化して動けなくなる。
そのまま2週間近く不完全極まる状態となり、せっかく買って来た徳島のいろんなものがダメになる。

もっとも残念だったのは、徳島県阿南市橘『岸亀水産』のちりめんを冷凍にするはずが10日近く冷蔵保存、気がついて冷凍保存したが、少し硬く干からびてしまったことだ。

仕方がないので山椒ちりめんにする。
ちなみに作り方は、京都市西陣上立売通りの商店で会ったおばちゃんに教わったやり方を、それをボク流にアレンジした。
基本的な材料は、ちりめん、酒・みりん・薄口醤油で、味付けの大半は酒である。

鍋にたっぷりの酒・みりんを入れて完全に煮切る(アルコール分を飛ばす)。
そこにちりめん、山椒の佃煮(木村九商店のくらま山椒味付け佃煮。京都市中京区)を加えてたき、煮汁が少なくなる前に薄口醤油を少なめに入れる。
ちりめんに塩分があるので味見しながら薄口醤油を加えて味を調える。
山椒の佃煮は高価だが、意外に使い出があり、用途が多様なので常備すると便利。


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