近江・若狭丁稚羊羹を探す旅06 福井県若狭町菊水堂、いなか
外から見ても吹雪にしか見えない

滋賀県、ちょっとだけ福井県の旅ではあまり甘いもんが買えなかった。
ただ、今回一番アタリだと思ったのが福井県若狭町の菊水堂である。
買ったもの総てが平均点以上だし、福井県嶺南の甘いもん文化が垣間見られた。
とくに面白かったのが「いなか」である。
滋賀県の「いなか」、「いなかまんじゅう」と同じ物で、あえて言うと、これまた日本各地に散らばる「吹雪」と同じものなのである。
ちなみに東京都内でも、「いなか」はあり、この嶺南、滋賀県のものと同じである。
それにしても「いなかまんじゅう」、「吹雪」の呼び分け、もしくは系統がわからない。系統樹がぷつりと切れている。
中も吹雪だけど「いなかまんじゅう」なのだ

ほんの数年前まで吹雪き人間だったので、この手のまんじゅうに弱い。
めろめろになって買わないと気が変になる。
ので、1個だけ買ったが、やはり気になる「いなか」なのだ。
念のために外見も吹雪だし、中も吹雪なのである。