ヨロイヒメキチジ

Scientific Name / Plectrogenium kamoharai Uesaka, Yamakawa, Matsunuma and Endo in Matsunuma et al., 2021

ヨロイヒメキチジの形態写真

10cm TL 前後になる。頭部は縦へんしていて、ヒメキチジよりも体高がありずんぐりした体形。頭頂部の棘が長く、尾鰭後縁は白くその前に赤い帯がある。

    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★★
      めったに出合えない
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カサゴ亜目ヒメキチジ科ヒメキチジ属

    外国名

    学名

    Plectrogenium kamoharai Uesaka, Yamakawa, Matsunuma and Endo in Matsunuma et al., 2021

    漢字・学名由来

    漢字 鎧姫喜知次 Yoroihimekitiji
    由来・語源 ヒメキチジ属で、頭部にある著しく長い棘(頭頂棘)を鎧に見立てた。種小名(kamoharai)は蒲原稔治への献名。
    ヒメキチジ 〈キチヂの様に胸鰭の下部軟条が突出してる爲に、胸鰭の後縁に1欠刻が見られる〉『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)とある。頭部はアカゴチに似ているとあるが、全体的にキチジに似ていて、全長10cm程にしかならないためだと思われる。
    蒲原稔治
    Toshiji Kamohara(1901-1972 高知県生まれ。高知大学)。魚類学者。52種の新種を記載。日本初記録種209種を報告。
    Yamakawa
    山川武(やまかわ・たけし)。1942年東京生まれ。魚類学者。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。
    静岡県駿河湾、愛知県、高知県土佐湾、[鹿児島県東シナ海]、東シナ海。

    生態

    基本情報

    深場での底引き網に混ざるもので、珍しいもののひとつ。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    遠藤広光さん(高知大学)には同定などでご協力頂いた。
    『Laboratory of Marine Biology, Faculty of Science, Kochi University 遠藤広光』、『日本産ヒメキチジ属魚類の標準和名』(松沼瑞樹・上阪健太・山川 武・遠藤広光)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「ヨロイヒメキチジ」を使用したレシピ一覧

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