80cm SL 前後になる。細長く棒状で全体に側へんするが頭部から吻にかけて極端に左右に平たい。下顎にヒゲがある。吻と頭部は無鱗、体幹部分は細かい鱗に覆われる。背鰭は体の後方にあり小さく分離している。[80cm SL・952g]
ヘラヤガラの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
![80cm SL 前後になる。細長く棒状で全体に側へんするが頭部から吻にかけて極端に左右に平たい。下顎にヒゲがある。吻と頭部は無鱗、体幹部分は細かい鱗に覆われる。背鰭は体の後方にあり小さく分離している。[80cm SL・952g]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1970/Thumb630/20230522685.jpg)
![80cm SL 前後になる。細長く棒状で全体に側へんするが頭部から吻にかけて極端に左右に平たい。下顎にヒゲがある。吻と頭部は無鱗、体幹部分は細かい鱗に覆われる。背鰭は体の後方にあり小さく分離している。[80cm SL・952g]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1970/Thumb630/20230522705.jpg)
![80cm SL 前後になる。細長く棒状で全体に側へんするが頭部から吻にかけて極端に左右に平たい。下顎にヒゲがある。吻と頭部は無鱗、体幹部分は細かい鱗に覆われる。背鰭は体の後方にあり小さく分離している。[80cm SL・952g]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1970/Thumb630/20230522709.jpg)




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魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スメグマモルフ系トゲウオ亜系トゲウオ目ヨウジウオ亜目ヘラヤガラ科ヘラヤガラ属外国名
学名
Aulostomus chinensis (Linnaeus,1766)漢字・学名由来
漢字 篦矢柄
由来・語源 田中茂穂の命名。ヤガラに近い魚で仲間で「篦(へら)」のように左右に平たいため。
〈胸骨亞目半鰓族ヘラヤガラ科ヘラヤガラ屬ヘラヤガラ〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)Linnaeus
Carl von Linné(カール・フォン・リンネ 1707-1778 スウェーデン)。二名法を確立。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。サンゴ礁域の水深30メートルよりも浅場。
相模湾〜九州南岸の太平洋沿岸、屋久島、若狭湾、琉球列島、東大東島。
台湾南部、東沙諸島、西沙諸島、南沙諸島、インド・太平洋域。生態
ー基本情報
暖かい海域の、沿岸の浅い岩礁域にいる魚で見た目は変わっているが、珍しい魚ではない。定置網などに入るが非常に硬い小骨が無数にある。実に煩わしく、食用になりにくい。上質の白身で味があるのに残念。食べ方に工夫がいる。
産地でもほとんど水揚げされることなく、放流、廃棄されている。水産基本情報
市場での評価 入荷しない。活魚などは観賞用に需要がありそうだが、食用としての価値はほとんどない。
漁法 定置網
産地選び方
触って張りのあるもの。悪くなると腹部が軟らかくなり、色が薄くなる。味わい
旬は不明。
鱗は細かく硬く取りにくいので、そのまま引くといいと思う。皮はやや厚め。皮は焼くと独特の風味が出る。中骨は硬く、皮近くから中骨に繋がる細くて硬い骨が無数にある。
透明感のある白身で熱を通すと適度にしまる。ほんのり甘味があり、味がいい。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/ねこや商店(宮崎県日南市油津)、マル幸水産(東京都八王子市)
『原色 沖縄の魚』(具志堅宗弘 タイガー印刷 1972)、『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)