ドブシジミモドキ

Scientific Name / Kellia japonica Pilsbry, 1895

ドブシジミモドキの形態写真

12mm SL 前後になる。貝殻は乳白色で表面は滑らか。非常に薄く丸みを帯びて膨らむ。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    二枚貝綱異歯亜綱マルスダレガイ目チリハギガイ科コハクノツユ属

    外国名

    学名

    Kellia japonica Pilsbry, 1895

    漢字・学名由来

    漢字/溝蜆擬 Dobusijimimodoki
    由来・語源/岩川友太郎の命名。「ドブシジミ」は『目八譜』にあり、淡水域の田んぼやドブにいるシジミに似た二枚貝という意味。その淡水域の二枚貝に似て海にいる別種という意味。
    Pilsbry
    Henry Augustus Pilsbry (ヘンリー・オーガスタス・ピルスブリー 1862-1957 アメリカ)。軟体類(貝類)学者。平瀬與一郎が送った標本をもとに国内の多くの貝類を記載、発表。
    岩川友太郎
    安政1〜昭和8年 1855-1933、青森県生まれ。モースに師事して近代的な分類学を学ぶ。多くの標準和名をつけるなど貝類の世界での業績が目立つ。『生物学語彙〈ゴキブリは本来、御器かぶり(ごきかぶり)と言ったが本書のルビの振り間違いから「ごきぶり」になる〉』、『日本産蛤類目録』など。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。潮間帯〜水深50mの貝殻混じりの砂礫底。足糸で付着。
    北海道南西部〜九州。

    生態

    三重県鳥羽市小浜漁港の堤防釣りにかかってきた、プラスティックの箱に付着していた。貝殻だけではなく様々なものに付着するのかも。

    基本情報

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    同定/池田等さん(神奈川県)
    『日本近海産貝類図鑑 第二版』(奥谷喬司編著 東海大学出版局 20170130)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)
  • 主食材として「ドブシジミモドキ」を使用したレシピ一覧

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