トウガラシ

Scientific Name / Capsicum annuum

トウガラシの形態写真

虎の尾/三重県尾鷲市で作られている。かなり辛みの強いもの。魚料理の薬味に合う。
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虎の尾/三重県尾鷲市で作られている。かなり辛みの強いもの。魚料理の薬味に合う。日光唐辛子/本来は栃木県のものと思われるが、今は全国的に作られている。やや辛い。かぐらなんばん/新潟県南部、群馬県北部などで作られている伝統野菜。辛みはあまり強くはな。ひしの南蛮/長野県小諸市の伝統野菜。ぼたんごしょう/長野県中野市で作られている伝統野菜。かぐらなんばんとそっくり。同じ物かも知れない。伏見甘長唐辛子(ふしみあまながとうがらし)/伏見唐辛子、伏見甘とも。京都の伝統野菜。辛みはほとんどなく、煮たり焼いたりして食べる。上品な甘味と青い香りがいい。赤く完熟させたものもある。万願寺唐辛子(まんがんじとうがらし)/京都市舞鶴市万願寺で作られた品種。ふっくらとして大振りで甘味があって実に美味。高級唐辛子でもある。赤く完熟させたものもある。
    • 物知り度


      知らなきゃ恥
    • 食べ物としての重要度

      ★★★★★
      非常に重要
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    植物界被子植物双子葉植物ナス目ナス科トウガラシ属

    外国名

    学名

    Capsicum annuum

    漢字・学名由来

    漢字/唐辛子

    地方名・市場名

    生息域

    陸上植物。
    メキシコ原産(アンデス原産)。世界中で栽培されている。

    生態

    基本情報

    唐辛子のほかに、南蛮、こしょうなどの呼び名がある。国内で消費されている唐辛子にはCapsicum annuumとCapsicum frutescensがあり、このページは前者のもの。辛くないピーマンなども含まれる。後者のCapsicum frutescensには沖縄の島唐辛子、タイのプリックキーヌーなどがある。
    原産地はメキシコもしくはアンデス。室町時代後期にポルトガルから伝来。徐々に薬味として国内で浸透していったようだ。国内で見られる品種は非常に多く、形も多彩。
    日光唐辛子のように非常に辛く、主に薬味として使われるものと、甘長唐辛子のように野菜として煮たり、生で食べたりするものとに分かれる。
    食用とするのは実と葉。実は生でもまた乾燥品としても出回る。葉は夏に野菜として流通する。
    非常に多くの料理、食べ物に使われ、様々な加工品が作られている。
    香辛野菜。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    水産物との関わり。
    薬味としてまた煮つけなどで合わせる野菜として重要なもの。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    トウガラシと魚貝類/薬味(刺身の辛み・臭い消し)、合わせる(煮つけ、セビチェ)
    刺身に わさびやしょうがではなく、刺身に青唐辛子というのもおつなものである。ここでは三重県尾鷲市特産の虎の尾を使ってみた。
    煮つけの辛み 一緒に煮ることで臭い消しにもなるし、ほどよい辛みがしょうゆ味のなかにアクセントを加える。
    刺身の薬味 島根県隠岐などではしょうゆと一味唐辛子で刺身を食べる。保存性と栽培に場所をとらないことからだと思う。ここに酢を加えることもある。
    セビチェ 本来はキダチトウガラシを使うべきだが、手に入れやすいことからトウガラシを使うことが多い。魚の切り身に玉ねぎ、青唐辛子を合わせて塩とライムで締める。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品


    葉唐辛子の佃煮 夏になると葉唐辛子が出てくる。本来、これを甘辛く佃煮に家庭でしていたもの。ぴりっと辛い中に、唐辛子の葉が持つうま味と甘味が感じられる。植物系の佃煮ではもっとも人気の高いもの。[遠忠商店 東京都中央区]

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

  • 主食材として「トウガラシ」を使用したレシピ一覧

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