開いた鰓冠の大きさ直径3cm前後、鰓冠以外の長さ10cm前後。管状の棲管に入っている。しばしば群生して管は癒着して束上になる。
エラコの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
★★
まずくはない
分類
環形動物門多毛綱ケヤリムシ目ケヤリムシ科Pseudopotamilla属外国名
学名
Pseudopotamilla occelata Moore, 1905漢字・学名由来
漢字/鰓蚕 Erako
由来・語源/不明。地方名・市場名 ?
生息域
海水生。潮間帯附近。しばしば群生。
本州部以北。
アメリカ西岸。生態
ー基本情報
三陸では養殖マボヤなどに着くやっかいもの。
クロダイやアイナメ、カレイ釣りなどのエサとして利用されていて、ときに非常に高額で引されている。
本種を食用としているという事実は我が家の資料では、白土三平の著書にしか見られない。三陸沿岸では端午の節句に神棚に供えてから酒の肴などにしたという。岩手県大槌町の佐々木隆治さんは食用としていること自体を知らないという。
生で食べるとホヤ類に近いが、とてもおいしいとは言えない。塩ゆでして食べると、味が一変する。ただし見た目からして珍味のたぐいといえそう。食べられるかどうかは個人の問題だ。水産基本情報
市場での評価/食用としては流通しない。釣り餌としての流通はしており、高価。
漁法/採取(養殖マボヤなどにつく)
産地/岩手県選び方
管から出た鰓冠などが出たり引っ込んだりして、盛んに動くもの。以外に保ちはいい。味わい
旬は不明。
管は柔らかく、本体は押し出すと簡単に出る。軟体部分は比較的張りがあり、しっかりしている。
煮るとやや締まるが柔らかい。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
エラコの料理法・レシピ・食べ方/基本的に塩ゆでしてから料理するクリックで閉じます
エラコの野菜炒め ゆでたものを使った。いろいろ料理した中では炒めるというのがいちばん味がよかった。豚肉などと同じようににんにくやしょうがで香りづけした油で炒めて、もやしやにらなど好みの野菜と炒める。仕上げにコショウを振る。エラコ自体に塩分があるので、塩は控えめに。
エラコのきゅうりもみ(ざくざく) きゅうりには合うようだ。キュウリを刻み、塩をする。適度に塩分をもみながら抜く。この時点でゆでたエラコと和えて置く。馴染ませてから二杯酢を加える。濃い味に対してのキュウリがいいのだと思う。クリックで閉じます好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/大槌 たかのり海産(岩手県大槌町)
『原色検索 日本海岸動物図鑑 Ⅰ・Ⅱ』(西村三郎編著 保育社)