タチガミフエフキ
タチガミフエフキの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★★ 正に珍魚・激レア生物 |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
概要
生息域
海水魚。
九州南部鹿児島県南さつま市笠沙・大隅諸島口永良部島・奄美群島奄美大島・与論島、沖縄県沖縄本島知念・石垣島。
エジプト(紅海)、タンザニア、台湾、マレーシア、インドネシア、マーシャル諸島、パプアニューギニア、ニューカレドニア、オーストラリア(クイーンズランド)、フィジー、フレンチポリネシア(モーレア島、ガンビエ諸島およびムルロア環礁)、紅海を含むインド・太平洋。
生態
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基本情報
現在、鹿児島県以南、パプアニューギニア周辺まで生息している模様である。2022年に標準和名がついた魚で鹿児島県と沖縄県でしか見つかっていない。
長年キツネフエフキと混同されていた魚で、鹿児島魚市場、沖縄県沖縄本島ではキツネフエフキ、ウムナガーとして競りにかけられている。種が判明してから見ると鹿児島魚市場では決して珍しい魚ではない。評価もキツネフエフキと同じ。フエフキダイ科で突出して大型になるために高値がつく。
珍魚度 珍魚である。過去に分類的な混乱もあり、同定自体難しい。鹿児島県、沖縄県のみで見つかっているが見つけるのはとても難しい。
水産基本情報
市場での評価/鹿児島県、沖縄県ではキツネフエフキと混同されて競りにかかる。やや高値。
漁法/釣り
産地/鹿児島県
選び方・食べ方・その他
選び方
鰓が赤く、身に張りがあるもの。体色が濃いもの、退色していないもの。
味わい
旬は不明。
鱗は非常に硬い。皮は厚みがあり強い。骨はあまり硬くない。
血合いの赤い白身で熱を通しても硬く締まらない。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
タチガミフエフキの料理・レシピ・食べ方/蒸す(蒸し魚)、生食(皮霜造り、刺身)、煮る(煮つけ)、ソテー(バター焼き)、揚げる(フライ、唐揚げ)、焼く(塩焼き)、汁(みそ汁、潮汁)
水洗いして三枚に下ろし切り身にする。水分をよくきり酒などを振りかけておく。皿にのせて15分蒸す。
蒸しているとき醤油・紹興酒、魚醬(ナンプラー)・砂糖を合わせて一煮立ちさせ、たれを作っておく。ねぎ、しょうがはせん切りにする。
蒸し上がったらタレをかけ、野菜を乗せて煙が出るくらいに熱した油をかけ回す。
蒸すとふんわり柔らかくなる。皮も厚みが出て切り口が透明にみえる。蒸した身自体からして非常に味わい深く、たれと油、野菜が混在となった味は無類である。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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