2026年、初荷で買ったのは「白みる」
「みる貝」と比べても意味がない「白みる」
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今年の初荷は1月5日だった。
初荷には行かない、つもりが体を慣らすために行ったら思った通りなんにもなかった。
それでも元気な「白みる(ナミガイ)」を買い求めてくる。
「白みる」の、キヌマトイガイ科の特徴は、貝殻がとても薄いのと、貝殻に対して軟体(中身)がやけに大きくて貝殻は単なる飾りのごとくであること。
白い水管はときどき唐傘小僧の足に見えることがある。
余談になるが、科名にもなっているキヌマトイガイは市場で簡単に採取できた。
2㎝足らずで貝などにくっついていて一緒に連れてこられてしまう、とても可哀想な犠牲者であった。
「白みる」に似てとても小さいのを探すのが楽しかった。
残念なことに最近、出荷時にきれいに洗い落とされてくる。
楽しみが一つ減った。
さて、久しぶりに食べる「白みる」が抜群にうまい。
これから時季になるんだな、と思わせる味である。
市場での「白みる」というのは、矢鱈に高い「みる貝(ミルクイ)」と同じように水管を食べる貝で、「みる貝」の貝殻が黒っぽいのに対して、貝殻が白いという意味になる。
ときどき「高いみる貝の偽物」なんていう人がいるが、きっと味オンチに違いない。
「白みる」と「みる貝」はそれぞれ別種のよさがある。
さて、貝のおいしさは舌の根っこに方で感じる苦みだと思う。
面白いもので苦みは甘味と一緒というか抱き合わせである。
たぶん苦みがあるから甘味が引き立つ。
「白みる」の軟らかさもいいし、柔らかいだけではなく、ほどほど歯ごたえがあるのもいい。
この苦みこそが春の味だけど、まだまだ冬なので合わせたのは、福島県三春町の「三春駒 初しぼり」の熱燗。
取り立てていい酒ではないが、どちらかというとボク好み。燗をつけてよし。

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イラスト図解 寿司ネタ1年生



