ケンサキイカとトカドヘチマのみそ炒め
なーべらーチャンプルーのケンサキイカバージョン
最近、そうざい作りが楽しい。毎日必ず飯の友を作っている。
ケンサキイカのげそは何時ものように塩ゆでして酢みそでと思ったが、せっかく初買いのトカドヘチマがあるので炒めものとする。
トカドヘチマは名前の通り断面に十の角があるへちまで、原産地は東南アジアだという。表面が硬いが、中身は沖縄のナーベラー、へちまそのものだった。
炒めたトカドヘチマを口に入れると、沖縄料理の穏やかで優しい味の記憶がよみがえってくる。
考えてみると、これはナーベラーチャンプルーそのものだ。
噛むと少しだけシコっとして面白い食感だが、これ自体には味がなく、でてきた水分にも味がない。あえてトカドヘチマの特徴を挙げると、ナーベラーよりも青い風味が高いことかも。
この無個性な味にみそとケンサキイカのうま味が加わると、非常にご飯のすすむ、おかずになる。
炒め煮にしたときの汁とトカドヘチマ、ケンサキイカのげそをスプーンでしゃくってご飯に乗せて食べると、カレーライスを食べるときのように、ご飯とおかずが一体化して喉をどんどん通過していく。
鋭角的な味ではなく鈍角的な味で、食べたときの印象は薄いが、数時間後、また食べたくなっている、そんな自分を発見する。
ごつごつとしていて鬼の棍棒のような野菜
八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産でケンサキイカを2はい買う。こちらの都合で産地が聞けなかった。
外套長18cm・200g なので小振りである。イカ不足の日だったのでやや高値がついていた。
イカはないと困るし、多すぎても困る。
ちなみに舵丸水産は一般客に優しく、イカの水洗いなどやってくれるので、ぜひのぞいて欲しい。
以上は前回も書いた。
ケンサキイカを買って、同市場、八百角でトカドヘチマを初買いする。普通のヘチマの横にあって、こちらの方が使いにくそうに思えたが、珍しいと思ったので買ってしまった。
最近、八百角にある野菜は多国籍で楽しい。