3月、今季初オコゼはなかなかのものだった

桜咲いて、「おこぜ」の刺身を食べて

オコゼの刺身

昨年7月以来の「おこぜ(オニオコゼ)」である。
春3月はいい時季であるが、料理店がまだ「おこぜ」な気分ではないので、比較的手頃である。
4月になれば俄然、値を上げていく。

久しぶりに食べる活魚の刺身は食感がいい。
この弾力だけで値段を超える価値がある。
淡泊な味の魚だが、噛めば噛むほどうまみが染み出てくる。
口の中でおいしさがだれない。

意外に知られていないと思うけど、皮の湯引きは本種だけの味だと思う。
こちらも噛めば噛むほどだけど、味わいの中に脂が感じられる。
皮の湯引きだけで独り立ちしても、充分魅力的である。

そして今回いちばんおいしかったのが胃袋である。
胃袋も食感を楽しむものだが、強い甘味とうま味がある。
口の中にある時間が貴い。

今回、肝が小さかったのだけが残念である。
「おこぜ」の肝は無類のうまさなのだけど、ほんのちょっぴりしか楽しめなかった。
今年は「おこぜ」をもっと買うぞ、と思う。

合わせた日本酒は群馬県館林市の「分福特別純米熟成酒」だが、「おこぜ」の刺身に合い予想外においしい。

見事に締めてくれた山治、中村部長

山治,中村部長

東京都豊洲市場場内、山治さんで「おこぜ(オニオコゼ)」の活魚を買った。
産地を聞き忘れた。
体長24cm・0.42kgでボク好みの大きさである。
この日は魚のない日で困り果てた果てに見つけたといった感じである。
山治の中村部長に締めてもらって持ち帰った。

背鰭のトゲさえ切り取ればあとは簡単に下ろせる

オコゼの背鰭,棘

帰宅後、計量して撮影し、まずは背鰭のトゲをキッチンバサミで切り落とす。
オニオコゼは毒のあるトゲは背鰭だけで、これを取り去ったら、頭部のトゲでケガしないように気をつけさえすれば下ろしやすい。

水洗いして皮を剥く。
肝、胃袋、体幹部分の皮を取り分ける。
腹骨を取り、できるだけ薄く切りつける。
皮・肝・胃袋は湯通ししてヌメリを流水で流し、食べやすい大きさに切る。


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