テナガダラ
テナガダラの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★★ 正に珍魚・激レア生物 |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水魚。水深158-1180mの砂泥地。
北海道・[苫小牧沖]〜土佐湾の太平洋沿岸、豊後水道、新潟県、福井県、沖縄舟状海盆。
朝鮮半島蔚山、オホーツク海南西部。
生態
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基本情報
北海道、三陸、相模湾、駿河湾、愛知県、三重県、土佐湾などの深海からときどき水揚げがある。2023年、苫小牧沖ではスケトウダラの刺網に多数混ざるようである。
深海魚で見た目の不気味さから人気がないが、実は非常に美味な魚である。
珍魚度 深海の底曳き網でも希に揚がるもので、ぎりぎり珍魚としてもいいだろう。ときにまとまって揚がるが予想できない。入手困難な魚である。
水産基本情報
市場での評価/底曳き網などで希に揚がるもの。一定の評価はない。
漁法/底曳き網、刺網
産地/北海道、静岡県、三重県
選び方・食べ方・その他
選び方
触って張りのあるもの。黒みの強いもの。
味わい
旬は不明。秋から早春にかけての寒い時季ではないかと考えている。
鱗はトゲトゲしているが取りやすい。皮は厚みがあってやや強い。骨は柔らかい。
血合いの弱い白身で熱を通しても柔らかい。肝が非常においしい。
小骨がなく非常に下ろしやすい魚で、ある意味、手間のいらない魚でもある。見た目にごまかされないでもっと利用して欲しい魚のひとつ。
鱗はトゲトゲしているが取りやすい。皮は厚みがあってやや強い。骨は柔らかい。
血合いの弱い白身で熱を通しても柔らかい。肝が非常においしい。
小骨がなく非常に下ろしやすい魚で、ある意味、手間のいらない魚でもある。見た目にごまかされないでもっと利用して欲しい魚のひとつ。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
テナガダラの料理・レシピ・食べ方/汁(みそ汁)、煮る(煮つけ)、揚げる(フライ、唐揚げ)、ソテー(ムニエル)、焼く(みそ焼き、塩焼き)、生食(なめろう・みそたたき)
水洗いして肝を取り分けて置く。頭部や中骨などは適当に切り、湯通しして鱗などはこそげ落とす。水分をよくきり、水から煮出してみりんを少量加え、白みそ、八丁みそをすり鉢ですり、肝も加えて吸ったものを溶き入れる。
濃厚な味なので少量で充分満足感がある。酒の肴にも、ご飯にもとても合う。
水洗いして三枚に下ろす。頭部を落とすととても歩留まりが悪いものの、下ろすのはいとも簡単で小骨がほとんどない。こんなに使いやすい魚はめったにないだろう。
揚げると非常に柔らかく、うま味を含んだ肉汁が筋肉の層に満ちている。たっぷり食べても飽きの来ない味である。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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