イッテンフエダイ

イッテンフエダイの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
SL 60cm 前後になる。体側後半測線上に黒褐色の斑紋がある。また黒褐色の中に白い斑紋が混ざることもあり、黒褐色の斑紋は成魚では不明瞭になる。背鰭軟条数は通常12-13。上顎の鋤骨歯帯(ざらざらする)の形は底辺の長い三角形で後方に伸びない。[41cm SL・1.984kg]
SL 60cm 前後になる。体側後半測線上に黒褐色の斑紋がある。また黒褐色の中に白い斑紋が混ざることもあり、黒褐色の斑紋は成魚では不明瞭になる。背鰭軟条数は通常12-13。上顎の鋤骨歯帯(ざらざらする)の形は底辺の長い三角形で後方に伸びない。
SL 60cm 前後になる。体側後半測線上に黒褐色の斑紋がある。また黒褐色の中に白い斑紋が混ざることもあり、黒褐色の斑紋は成魚では不明瞭になる。背鰭軟条数は通常12-13。上顎の鋤骨歯帯(ざらざらする)の形は底辺の長い三角形で後方に伸びない。[21cm SL ・0.215kg]
上顎の鋤骨歯帯(ざらざらする)の形は底辺の長い三角形で後方に伸びない。口を開けると確認できる。

フエダイ科測線上に黒い斑紋のある

魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 🤚
食用不可
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目フエダイ科フエダイ属
外国名
One-spot snapper
学名
Lutjanus monostigma (Cuvier, 1828)
漢字・学名由来

漢字 一点笛鯛 Ittenfuedai
由来・語源 背鰭下に明瞭な褐色斑(成魚は不明瞭なときがある)が一個ずつ左右にあるため。
〈イッテンフエダイ(新称)〉『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)

Cuvier
バロン・ジョルジュ・レオポルド・クレティアン・フレデリック・ダゴベール・キュヴィエ(Baron Georges Léopold Chrétien Frédéric Dagobert Cuvier 1769-1832)。フランスの分類学者。キュビエとされることが多い。スエーデンのリンネ、フランスのビュフォンの分類体系に解剖学や古生物学などを加味して現在の形の礎を作った巨人のひとり。
地方名・市場名
アカンチャ
参考『魚名からみる自然認識:沖縄・伊良部島の素潜り漁師の事例から』(高橋そよ 2014年03) 場所沖縄県伊良部島 
スクシビ スクシビー
場所沖縄県石垣島・八重山 
トゥビー
参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 場所沖縄県南城市知念漁協 
ヒシヤマトゥビー
場所沖縄本島 
アカシュビ
場所宮古 
ヤマトゥビー
場所八重山 

概要

生息域

海水魚。サンゴ礁域。
八丈島、小笠原諸島、北硫黄島、静岡県東伊豆、和歌山県串本、高知県以布利、宮﨑県南郷、屋久島、琉球列島、南大東島、尖閣列島。
朝鮮半島南岸、台湾南部、海南島、東沙諸島、西沙諸島、インド-太平洋域(ハワイ諸島・ピトケアン島・イースター島を除く)

生態

基本情報

シガテラ毒を持つ確率の高い魚。ウミンチュでもこれだけは食べないという話も聞いている。
筋肉にも肝臓も有毒率が高い。クロホシフエダイ、ニセクロホシフエダイとは非常に似ていて、あやしいと思ったら鋤骨の形を見てから買うべきだ。
食用不可
イッテンフエダイ 上顎の鋤骨歯帯(ざらざらする)の形は底辺の長い三角形で後方に伸びない。口を開けると確認できる。
クロホシフエダイ 上顎の口のなかの天井の部分にある鋤骨中央部は三日月形で後方に伸びる。

水産基本情報

市場での評価/流通しない。見つけたら要注意。
漁法/刺突漁、刺し網、定置網
産地/沖縄県

選び方・食べ方・その他

選び方

味わい

栄養

危険性など

シガテラ毒を持つなどリスクの高い魚。シガテラ毒に罹患すると嘔吐、下痢、脱力感、倦怠感などの症状が出る。また温度感覚異常(ドライアイスセンセーション)の症状が出ることも特徴的。

食べ方・料理法・作り方

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど