202407/23掲載

昼下がりの北海シマエビのスパゲッティ

ボクには似合わないけど、こんな昼下がりもいいんじゃないかな


ボクのようなむさ苦しい人間がいうのも変だけど、昔からエビだけのパスタが好きだ。バジルやパセリも、もちろんトマトソースや玉ねぎもなし、のパスタだ。
目の前にその超単純なパスタが存在する、その喜びたるや名状しがたい。
今回の北海シマエビ(ホッカイエビを塩ゆでにしたもの。シマエビとも)で作った、シンプルなエビのコライユ(みそ)と胴だけのパスタはあっと言う間になくなってしまうのが残念だけど、午後のちょっとだけ飲みには持って来いである。
エビのコライユとバターほど相性のいいものはない。
今回はゆでエビなので少し牛乳を加えたが、この濃厚な味のソースとスパゲッティが合わさると、たった10分足らずの一瞬が長い時間に思える。
合わせたのは、さらりと軽い田中小実昌好みの山梨県勝沼の一升瓶白ワインだ。

1㎏の北海シマエビにたくさんの料理が浮かんで着る


北海道根室から持ち帰った「しまえび(ホッカイエビ、一般的には北海シマエビ)」のゆでたものは、もちろんそのまま食べたし、いろんな料理に使ってみた。
1kg買うといろんな料理が作れる。

青みすら結局使わないまま、シンプルに


まずはパスタ選びから。バターを使った濃厚なソースになりそうだったので、カッペリーニ、スパゲッティーニではなく、スパゲッティにする。
用意したのは北海シマエビ(頭部と胴)、たっぷりのバター、パセリ(結局使わなかった)、にんにく、牛乳。
ゆで時間は9分なので、スパゲッティの鍋投入と同時に、にんにく、バターをフライパンで熱し、エビの頭部を入れて徹底的にコライユを放出させる。
ここにスパゲッティのゆで汁少々、牛乳少々を加えて、別のフライパンにソースだけ移す。
刻んだ胴の部分をこの中で温めて、ゆで上がりのスパゲッティを一緒にして和える。

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ホッカイエビのサムネイル写真
ホッカイエビ英名/Hokkai shrimp海水生。水深1-6mの砂泥地で、アマモ・スガモ場。岩手県広田湾・釜石〜青森湾、北海道太平洋側・オホーツク海沿岸。サハ・・・・
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