202507/02掲載

宮城県産だるまで生いろいろ、山かけ

ざっかけない、無造作な料理ともいえぬ料理


山芋(今回は大和芋)をすって、大きめに切ったブツにかける、ので「山かけ」だ。
「山かけ」で重要なのは大和芋をおろし器でおろし、そのあとすり鉢に移して徹底的にすることだ。
コツと言ってなにもないが、すり鉢の中で容赦もなくする、する。
手が疲れるくらいすったら、すり鉢の中にぶつを入れ、こんどは和えて、和えて、和える。
これも徹底的に和える。
大和芋はこれくらいしないとブツと混ざらない。
ボクの場合はあれこれやらず、生醤油とわさびで食べる。

「だるま(メバチマグロの幼魚)」なのに、中心に近い部分にも味がある。
一日寝かしてブツにしたせいか、下ろしたてよりも酸味がある。
大和芋の強いねばりと微かな渋味とうま味が、酸味のあるブツとよく合う。

だるま4分の1を様々に、生で食べる


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産にたぶん宮城県石巻産だろうという「だるま(メバチマグロの1m前後)」が来ていた。
ほぼ10kg前後ですでに下ろした後だった。
これを4分の1買う。
以上は前回も書いた。
厚みのある部分を皮側と内側に二等分する。
中心部分をぶつ切りにしてとろろ芋と合わせる。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。

このコラムに関係する種

メバチマグロのサムネイル写真
メバチマグロBigeye tuna海水魚。日本列島周辺。日本海には希。朝鮮半島南岸、済州島、世界中の温・熱帯域。・・・・
詳細ページへ


Copyright©2025 Bouz-Konnyaku All Rights Reserved.

呼び名検索

方言を含む全ての名(標準和名,方言,呼び名,外国名,学名)から水産物を検索します。

閉じる