202508/17掲載

8月の大分県産クロダイはうますぎて困った

一切れ一切れ、愛おしむように食べる


8月になって、神奈川県小田原市、小田原魚市場で揚がっていたクロダイは触った限りだけど、身に張りがあり、脂を感じるものだった。
落とせなかったのもあって、魚屋さんをつかまえて、聞いてみると、みな「最高だよ」という。
比較的保守的な、と思われる人までいいと言うことは、旬だと断定してもいいようだ。

さて、それでは大分県佐伯産のクロダイはどうなのか?
脂ののりこそ驚くほどではなかったが、うま味が充実して、多様なアミノ酸が生み出す、甘味が感じられる。
醤油をつけないで口に入れているのに生臭みを感じない。
結構な味としかいいようがない。

違う産地でみてもクロダイは6、7月は不安定で、8月になると回復する。
ほぼ一年を通して安定している。
これだけうまいクロダイの刺身を前に、やることが立て込んでいるので、深夜一人で凍頂ウーロン茶とは情けない。

大分県から来たというだけで上物である


八王子総合卸売センター、福泉でなんとなくクロダイを買う。
市場に魚がなく、選択の余地がなかったのもある。
体長40cm・1.5kg、ただ触っただけで上物とわかるもので、大分県佐伯産なので仕立ても素晴らしい。

持ち帰ってすぐに水洗いして三枚に下ろす。
これをペーパータオルにくるんでラップして保存する。
食べる直前に皮を引き、刺身にする。

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クロダイのサムネイル写真
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