202511/10掲載
山口県産汐っこの刺身に飽いて、酢洗いにする
カンパチなどブリ属の刺身はすぐに飽きが来る
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11月6日に買った汐っこ(カンパチの若魚)は昨日9日に総てなくなる。
4日間にわたって刺身で食べられたというのは山口県下関市、『下関勇次水産』の扱い方がよかったからだ。
カンパチという魚は優秀でいつ食べても刺身はおいしいと思う。
問題があるとしたら嫌みがなく、非常によくできた味過ぎる、という点だ。
ただただおいしい刺身はすぐに飽きが来るのである。
料理屋などで刺身盛り合わせには持って来いだが、主役にはなれないのは、平均点が高いだけで、欠点がないせいだ。
だから最終日は酢洗いにした。
箸で一切れ取ると粕酢(赤酢)の香りがほんの少しだけする。
これを醤油とわさびで食べるのだけど、醤油はちょんとつける程度でいい。
酢にからめたのはほんの1、2秒なので酸っぱくはないが粕酢にはうま味がある。
非常に優秀な嫌みのない汐っこの味に、凹凸感がプラスされる。
一切れ一切れのインパクトが強くて、やけに箸が伸びる。
酢洗いはご飯よりも酒に合うので、「鶴の友 特撰」をこれが最後の正1合。
関東で汐っこは秋の季語かも
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八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で山口県下関市、『下関勇次水産』から「汐っこ(カンパチの若魚)」39cm・1.084kが来ていて、とりあえず確保する。
毎年秋(気象庁の定義する秋で9月から11月)になると食べたくなるのが、のこ「汐っこ」である。
基本的な調味料はいつでも買えるものを使うのが基本
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3枚に下ろして腹骨を取り、背と腹にわけ、皮を引いてやや薄めの刺身状に切る。
これで6日から9日にかけて刺身で食べられた。
9日目は酢洗いにした。
使った酢は我が家の定番のもので、ミツカンの粕酢である「三ッ判 山吹」である。
ボクの生活圏で比較的手に入れやすく、非常に使いやすいので常備している。

