202507/03掲載

宮城県産だるまで生いろいろ、塩たたき

日本酒よりも焼酎水割りかな、なんてわくわくしながら食べる


カツオの切り身をあぶる地域は少なくないが、切りつけて塩を手につけてたたくのは高知県だけ、なのだろう。
高知県の旅では中土佐町、いの町で実演しているのを見ている。
実に手慣れたもので、あぶる、切る、塩をつけた手でたたく、と次々に出来上がる。
あまりにもうまそうなので、思わず買ってしまいそうになる。
この本来、カツオで造る、「塩たたき」を「だるま(メバチマグロの幼魚)」で造る。

出来上がりを盛り付けて、すだちを1個全部搾り、みょうがに青じそに、にんにくを天盛りにした。
仕上げに追いスダチをする。
塩気は充分なので、スダチと香辛野菜だけの単純な組み合わせで食べる。
脂ののった「だるま」は、うま味も非常に豊かで恐るべきうまさである。

スダチ2個を搾ったが、もっと多くてもよかったかも。
香酸柑橘類の旬はまだまだ遠い。

宮城県産の「だるま」は安くて矢鱈にうまし


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産にたぶん宮城県石巻産だろうという「だるま(メバチマグロの1m前後)」が来ていた。
ほぼ10kg前後ですでに下ろした後だった。
これを4分の1買う。
以上は前回も書いた。

味つけは塩だけのわかりやすい味


厚みのある部分を皮側と内側に二等分する。
背の方をあぶり、切りつけて切り口を上にして塩を手につけてたたく。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。

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