利用されないミニな魚の丸干しがすこぶるウマシ
人手さえあれば未利用とはならないウマスギ小魚たち
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さて、魚食普及に重要なのは水産物の知識である。最近、未利用魚、未利用魚と騒がしいが、ちゃんとわかっている人いるんだろうか。厳密な意味での未利用魚は存在しないのに未利用魚という言葉が一人歩きしている。むしろ低価格魚としたほうがいい。
当然国内各地で聞取をする必要があるが、例えば漁業者に聞いてもいいが、加工品業者、買受人(大卸・仲卸)、小売業の話も重要であり、消費者も重要だということを忘れている人がいる。むしろいちばん未利用魚がわからないのは行政、そして漁業者かも知れないという現実も知るべきだ。
また最近、未利用魚にマイナー魚を加えるなど、魚価の変動を知らずにいろいろ語る、間違ったことを言うヤカラまでいる。
魚価を知らなければ、未利用魚はわからない。そのためには、日常的に魚を買っていないとダメだが、そんな人間見た事がない。
6月7日早朝、神奈川県小田原市、小田原魚市場、二宮定置はたいへんだった。
水揚げされた魚にたくさんのマイワシの破片が混ざっており、しかも小型の魚がわんさかあった。
この小型の魚の大部分は直接人間の口に入らないという点で未利用魚である。ちなみに未利用魚という言語は曖昧すぎる。こんな曖昧な定義では未利用魚の活用は推進できない。
選別すれば売れなくはない。これをなんとか選別できないかと考える人は漁業を知らないか、もしくは斬新なアイデアをもっている人かだ。ていねいに選別してもお金にならないし、過重労働を漁師に強いることになる。国はコンクリートよりも人にお金を使っていかなければならない。
さて、体長10cm前後で、ウルメイワシ、カタクチイワシ、マイワシ、+タカベだった。
タカベは二宮定置の若い衆がちょんと投げてくれたものだ。
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小さなバケツ半分くらいなので面倒なことはしていられない。ざっと汚れを落として、立て塩に5分。たぶん普通なら7、8分だと思う。
これを扇風機で干し上げる。
約12時間でほぼ完成する。
さて、味の順位は、後々のこととして。
カタクチイワシは見た目的には痩せすぎ、かな
いちばん咀嚼力を要す
ほれぼれするような干し上がり
いつもの味でいつもおいしい
干し上がりはいちばん遅かった
この奥深い味が好きか、嫌いか、に分かれそう
競馬をやったことがないけどタカベは、これぞ大穴というのかも
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タカベは2個体しかなかった。熱を通した写真ではマイワシと一緒になっているのでわかりにくいかも。
実はタカベの小型を食べたことがなかった。こんな人生に於ける大失態があるのか、と後悔する以上に泣けてきた。
なんと今回の干ものの中でいちばんうまいじゃ、ありませんか。
ということで丸干しの順位は、タカベ、ウルメイワシ、3位はマイワシとカタクチイワシだと考えた。
きっと次回は順位が変わると思うけど、小型の魚の、未知の世界に踏み込んだ気分。
ちなみにあくまでもボクの舌が感じたことだ。
二宮定置のみなさんには大いに感謝!
未利用魚関係目次
・未利用魚とはなにか? 定義と目次
