202411/20掲載

なれずし探し近江の旅07 10月9日 湖北水路で魚すくい

湖北にて網納となりにける


最終日は湖北の水路で生き物を追いかける。
結局、滋賀県では3回しか魚すくいが出来なかった。
過密スケジュールのためだが、もっと多様な水辺で多様な生物と巡り会いたかった。
魚/スナヤツメ、オウミヨシノボリ、ウキゴリ、ドジョウ
甲殻類/スジエビ
貝類/タテボシガイ、マツカサガイ、マルドブガイ、マシジミ

よくぞ生き残っていたものだ。スナヤツメ


まあ見つけると嬉しいけど、速やかにお帰り願った。

ウキゴリ


滋賀県にはスミウキゴリがいない。

間違いなく在来のドジョウだろう


今回は移入種のカラドジョウはいなかったと思っている。
それにしても滋賀県はドジョウ天国。

近江にいるので近江葦登


旧トウヨシノボリのひとつ。
この橙色のヨシノボリはまったくわからないが、この個体はオウミヨシノボリの典型的なものだと思っている。

小エビは琵琶湖周辺、琵琶湖、どこにでも無数にいる


本種は郷土料理など、琵琶湖を代表する産物でもある。
ただし2、3匹ではお帰り願うしかない。

琵琶湖周辺では石貝と呼ばれ食用二枚貝のひとつ


タテボシガイは無数に見られた。
食用として採取することも可能だろう。
これも擬主歯で同定した。

マツカサガイ


独特の彫刻が少ないので迷ったが擬主歯の形からマツカサガイとした。

マルドブガイ


湖北・湖南ともに生息しているが、湖南では食用とし、湖北では食べない。

水路にはマシジミ


琵琶湖周辺ではいくつかの水路で貝殻を拾ったが、マシジミとした。
琵琶湖内にはセタシジミ、水路や河川にはマシジミだろう。
たぶん家庭家庭で食べられていたはずだ。

このコラムに関係する種

ドジョウのサムネイル写真
ドジョウ英名/Loach,Oriental weatherfish淡水魚。平野部の浅い池沼、田や用水路、流れのあまりない河川。北海道〜琉球列島。サハリン、アムール川から北ベトナム、朝・・・・
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スジエビのサムネイル写真
スジエビ英名/Freshwater prawn,Freshwater shrimp, Lake prawn, Lake shrimp淡水生。湖沼や河川に普通。北海道から九州、屋久島、種子島。韓国、国後、エトロフ、サハリン。・・・・
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オウミヨシノボリのサムネイル写真
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タテボシガイのサムネイル写真
タテボシガイ淡水生。水路や湖沼。北海道〜滋賀県。・・・・
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マルドブガイのサムネイル写真
マルドブガイ淡水生。琵琶湖淀川水系固有種。神奈川県、岐阜県、大阪府、奈良県、岡山県などにも生息するが移植。殻長8センチ前後になる。丸・・・・
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ウキゴリのサムネイル写真
ウキゴリ英名/Floating goby淡水・汽水魚。北海道、本州、九州。択捉、国後、朝鮮半島。河川中流域、下流汽水域。・・・・
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スナヤツメのサムネイル写真
スナヤツメFar Eastern brook lamprey淡水魚。北海道〜九州北部。・・・・
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マツカサガイのサムネイル写真
マツカサガイ淡水性。小河川や水路の砂礫地。本州、四国、九州。・・・・
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