阪急電車の旅03 池田名物、ささめうどん
遠くから見るとビルで店舗だけが古い
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旅の前の日は夕方から飲まず食わずで、しかも交通機関では水以外とらないのがボク流だ。
池田駅(大阪府池田市)を降り、1時間ほど町歩きしたら11時になっていた。
歩きにくくなるというか、歩きたくなくなる。気温31℃だけど、40℃くらいに思える。
空きっ腹を抱えて、栄町商店街『やまひろ茶園』のご主人と、ペンキをねりねりしていたオニイサンおすすめの店に向かう。
古い店だと教わったのですぐにわかったが、店の外観と内側は昔のままで、上はマンションみたいである。
このような建物の保存法もあるんだな、と感心する。
その店、『吾妻』の白地暖簾には柿色の文字で「ささめうどん」とある。
気になってお願いした木の葉丼から
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テーブルについて、とりあえず、「ささめうどん」をお願いする。
普通は「かやくごはん」をつけるようだが、「木の葉丼」が気にかかる。
数年前、大阪で食べているのに「木の葉丼」がどのようなものだったか思い出せない。
どんなんだったけな、と思いながら、面倒くさいのでお願いする。
この店、創業元治元年(1864)だというが、建物も店内の材にしても、そこまで古くないようだが、歴史を感じる。
元治元年の次が慶応で4年後には明治維新となる。動乱の時代である。
「ささめうどん」と「木の葉丼」はほぼ同時に来た。
あまりにも意外だった「ささめうどん」に後悔の念が浮かんでくる。
教わった人に名物の正体を聞けばよかったのだ。
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いずれにしても、まずは「木の葉丼」から。
いたって普通の丼もので、卵とじを掘り返すと、干し椎茸のたいたんと、刻んだ蒲鉾がでてきた。
そうだ、これが「木の葉丼」だ。
卵をとじただしの味が非常にいい。どちらかというと食堂味で素朴な味というのもいい。
これならさらさらすすると一気食いできそうである。
「ささめうどん」は熱々のあんかけうどんだった
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「ささめうどん」は、「細雪」の「ささめ」だから「細いうどん」だろうと思っていたら、「細いうどん」は合っていたが、なんとあんかけうどんであった。あんは大阪市内のぼってりしたあんではなく、さらりとしている。
けだし、赤くいこった池田炭のような熱々の体に熱々のあんかけうどん、食べたらきっとお陀仏するだろうと、勇気を奮い起こして、あんをすすったら、やけにうまい。
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大阪風のだしで節数種に干し椎茸など別の味もする。砂糖の存在を感じるのも大阪と変わらない。
赤い熱々が温度を上げて、青い熱々にまで達し、脳を焼き尽くしたが、やけにうまい。
両方ともうまいので、苦しみながらも食べ尽くせた。
体が蒸発しそうだし、どう考えても、おいしかったけど辛かった。
冬に食べたい「ささめうどん」なのであった。
阪急電車の旅
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