調理道具 貝剥き
ボクが勝手に思っているだけの貝剥きの話
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道具話はだいたいにおいて独りよがり的なものとなってしまう。
意見が違っても悪しからず。
我ながら呆れるくらい、二枚貝の料理・刺身が大大、大好きだ。
バカガイ(青柳)、トリガイ、アカガイ、ウバガイ(ほっきがい)などなどいいものがあると必ず手が伸びる。
ちなみにホタテガイの話は別項を立てる。
当然、貝剥きほど使用頻度の高い道具はない、といった感じだ。
寒くなると殻つきマガキが中心になるが、食べる頻度が高いので、貝剥きは出しっぱなし状態になる。
我が家にある貝剥きの数はわからない。
20本以上ある可能性が高いが、バラバラに散らばっているのでどこにあるのかわからない。
意外にもらいものが多いし、仕方なく通販でカキの類を買うと、メチャクチャ使いにくい貝剥きが大きなお世話なのについてきたりする。
貝剥きは2種類で棲む
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普段使っているのは、この3本。
左 能登半島、能登半島能登町の『ふくべ鍛冶』のもの。
カキ類、アカガイ、ウバガイ(ほっきがい)など硬くて大きいものに使っている。
非常に使いやすくいいものであるが、ときどきなくしたらどうしよう、なんてなんて心配で使用頻度は低い。
高いけど物をなくさない人にはおすすめ。
真ん中 40年(50年かも)以上前に築地場外の店で買ったもの。
700円くらいだったと思う。
これも、カキ類、アカガイ、ウバガイ(ほっきがい)など硬くて大きいものに使っている。
なくしては出て来たりするので同じ物を何本か持っているが、写真のものがいちばん古い。
昔からあるもので魚屋、料理店など愛用者が限りなく多い。
安くて頑丈でとても使いやすい。
これがいちばんおすすめ。
右 40年に以上前に、神奈川県茅ヶ崎市の釣り宿、沖右ヱ門丸から初めてカワハギ釣りに出たときに買ったものだ。
確か300円くらいだった。
アサリ、バカガイ(青柳)、トリガイなど殻が薄いものやアサリなどを剥くときに使っている。
メーカーは「ハーバー釣具」と書いてあった気がするが、不確かである。
小型の二枚貝を剥くときいちばん使いやすいのはこれだ、と思う。
使わない道具ほど嫌なものはない
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この2本はほぼ使わない。
左 昔、カキ養殖を始めたという若い会社を応援するためもあり、マガキ送ってもらったらついていたもの。
マガキの値段が高すぎるのもあるし、ひょっとしたらこんなに使いにくい、他の二枚貝に使えない不便な道具の値段も入っているのか、と思うと怒りを覚えた。
このような道具を勝手につけてくるのは、新しいことを始めましたととか、「激レア」などという不気味なほど薄汚い言語を使う愚か者のやることで、個人的には許せない。
道具はちゃんと別売するべし、だし、せめて豊洲などに出荷する値段で売りなさい。
右 巻き貝の撮影をするときにフジツボをこそげ落とすときに使っている。
不確かだが20年ほど前、宮城県か岩手県での車中泊の旅で、星空の下、カキを剥いては酒をあおるというおバカなことをやったとき、魚屋が貸してくれたもので、返し忘れたものだ。
震災前のことだけど、親切な魚屋さんお元気かな。
きれいだったので魚屋も普段使わないから貸してくれたんだと思う。
カキ類には使えるが、他の二枚貝には使えないし、とても使いにくい。

