202505/20掲載

春の小田原、全長20cmマアジの開き干し

マアジの干ものに外れなし、今回はカンピンタンのシンシビー


2010年5月にハエは飛んでいなかった。気温も低かったし、湿度も低かったので干ものは外干しできた。
そして2025年、風通しが悪いのもあり、室内で扇風機を回して干す。
なんて無風流なんだ。

それでも干したてを焼いたら、言うに言われぬほどおいしい。
相模湾二宮沖のマアジは、温暖化の部屋干しでも結構結構である。
そこそこ脂もある。
5月も後半になると、もっともっと脂が乗るが、ボクなど今くらいの脂で十二分である。
ボクはどちらかというとカンピンタンでシンシビーである方が好き。
強く干しただけ、余計にうま味が強く、身に味があり、後味が甘い。

これで三度は飯の友ができた。
米の値上がりは痛いけど、ご飯派なので飯の友は多ければ多いほどいい。
当分、朝ご飯は二宮沖のアジの開きとなりにけり。

5月なのに扇風機干しだけどうまいよ


5月9日の神奈川県小田原魚市場は魚であふれていた。
二宮定置では選別の簡単な魚もいれば時間のかかる魚もいる。
それを見ているだけのボクなのに、全長20cm、頃合いサイズのマアジをいただいた。
いろいろ多すぎたので、開き干しにする。
刺身にできる鮮度なのに、とは思うが干ものは滅法うまいのだ。

水洗いして開く。
塩分濃度の濃い水に漬け込むこと8分で水分を切る。
扇風機の前で半日かけて乾かす。
二宮定置のみなさんに感謝!

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マアジJapanese horse-mackerel, Japanese jack mackerel海水魚。大陸棚を含む沖合〜沿岸の中・下層。北海道全沿岸〜九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋沿岸、瀬戸内海、屋久島、種子・・・・
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