202509/16掲載

連続入荷のトビウオでみそたたき

夏バテにはみそ多めのみそたたきがいい


トビウオの季節は、三日にあげず皮付きの「たたきなます」を作り、「みそたたき(なめろう)」を作る。
「みそたたき(なめろう)」は何十回作っても、たぶん何千回作っても飽きが来ないだろう。

よく作るので、体調のバロメーターにもなる。
最近、やけにみそ多めなのである。
極端に長時間のディスクワークで汗をかくわけでもないのに、みその塩気が欲しい。

今回は胸鰭を切り取り、腹鰭を抜いて三枚に下ろす。
腹骨・血合い骨を取り、皮付きのまま細かく切る。
大葉、みょうが、ねぎ、玉ねぎ、しょうが、にんにく、三重県尾鷲市の青く辛い唐辛子など多種類少しずつ刻む。
この日は長崎県長崎市、『チョーコー』の長崎みそをたっぷり加えて、たたく。

塩分取り過ぎで身体に悪そうなのに、爽快感を覚える。
トビウオは強い味つけ、香りのある野菜と一緒でも、背の青い魚特有のうまみがあるので、塩気よりも魚のうま味が勝つ。
合わせたのは冷蔵庫の隅に残っていたホッピーだけど、「みそたたき(なめろう)」には、このような下町居酒屋的なものが会う。

太平洋を飛んできたのかな?


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に千葉県鴨川からトビウオがやってきている。
定置網で揚がったもので、すべて首折りである。

暖流の申し子のようなトビウオは、海の上を本当に滑空する。
その名の通り飛び魚である。
日本列島には季節季節にトビウオ科のトビウオがやってくるが、秋にやってくるのは標準和名のトビウオである。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。

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トビウオのサムネイル写真
トビウオJapanese flyingfish海水魚。海の表層。北海道噴火湾、青森県八戸、小笠原諸島、沖ノ鳥島、仙台湾〜九州南岸の大平洋沿岸、秋田県、新潟県、富山湾・・・・
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