202509/11掲載
秋めかない9月の、カドガワフエダイのカルパッチョ
濃厚な味つけだが、それ以上に切りつけた身がうまい

9が月振りのカドガワフエダイは、刺身にして、カルパッチョにもしてみた。
我が家のカルパッチョはオリーブオイル・塩・にんにくが基本で、好みの香辛野菜、香酸柑橘類などで絵を描くようにつくる。
カルパッチョは描くようにつくるので、カルパッチョなのだ。
皿にオリーブオイル・にんにく・塩を塗りつける。
ここにできるだけ薄く切った身を貼り付けていく。
全部貼り付けたらスプーンなどでたたき全体を馴染ませる。
ここにスダチの果汁を点々と搾り。
スダチ・ローゼル・オレンジミントを描くように散らす。
カルパッチョは濃厚な味わいであるが、カドガワフエダイのうま味がそこにしっかり浮き上がってくる。
逢魔が時にカルパッチョをつまみ、安いジンの水割りで口の中を洗う。
久しぶりに素晴らしいカルパッチョができたという喜びがこみ上げてくる。