202502/09掲載 コラムおさかな365以上日記 アカナマコのこのこのこの子の口開け シェア ツイート 中にたっぷりオレンジ色の子クリックで閉じます1月31日、小田原魚市場にあったアカナマコには「このこ」がたっぷり入っていた。 「こ」はナマコのことで、「こ」は「子」で卵巣のことである。 消化管がほとんどなく体いっぱいに卵巣を抱えていたので、消化管は掃除して一緒に塩で和えた。 産卵前なので卵巣が大きくて消化管は小さくて短いクリックで閉じますちなみに塩辛を作るとしたが、塩水で泥などを流し、水分をきり、包丁で刻んで、塩を加えるだけなので、料理以前の料理でしかない。 塩が馴染むために10日ほど寝かせて、少しずつ食べ始める。 進めるのは、箸でとんとんとしてなめる、だクリックで閉じます塩辛のたぐいなので少しずつ、少しずつ酒の肴にする。 確か『さんまの味』の東野英治郎がやったような、箸でとんとんとして食べるやり方である。 けち臭いが、「このこ」を味わうにはいちばんいいと思っている。 苦甘くて、口全体をすぼませるような不思議な味は、アカナマコ本体にはない。 しかも日本酒あっての味である。 今回は新潟県上越市の『雪中梅』のいちばん安いのと合わせたが、「意外においしいな雪中梅」と感じたのは、「このこ」のせいかも。 アカナマコを分けてくれた、さんの水産さんに感謝! https://www.sanno-suisan.com/