202501/16掲載

数え日の新潟旅 妙高市で結局カレーを食べる

新井は、こぢんまりとして空の大きな町


新潟県妙高市は人口3万人弱、海がなく、北国街道ぞいの宿場町だったところだ。
日本海から信濃に向かい標高の高い山々の入り口に当たる。
そのまま北国街道を南下すると妙高高原、長野県に入り、一茶で有名な信濃町、飯綱町になる。

しゃべりすぎと寒すぎに、飢えが追加される


旧新井市だけに市街地がある。
空の広い町である。
古い美しい建物がちゃんと残っているのがうれしい。
点々とある高い建物や新しく立てたビルは明らかに資本主義の負の遺産である。
どことなくさびれている。

あてもなく町をぐるりと巡る。
朝市から、人を見つけると立ち話をし、和菓子屋に入り、じっくり話を聞く。
しゃべりすぎと寒さに飢えが追加される。
歩けど歩けど昼ご飯が食べられそうな店がない。
なんとか妙高市らしいものが食べたいと、無闇矢鱈に歩く。

想像もしなかった今どきのモダンなカレー


和菓子屋さんで、あそこと指さすところにあったのが、ビルの中に取り残されたような、『手打ちそば平丸』という店である。
先ず間違いなく、よそ者が来ないと言った店ではあるが、地元の人が次々にやってくる。
店の人との、会話の、流れのままに、お勧めのカレーを食べる。
食べ歩きの人ではなく、人に言われるまま、流れに流されて食事をとる人間なので、こんなことになる。
妙高市の街歩きはそんなに悪くなかったな、と思っているときにやってきたカレーは、想像もつかない、どちらかというと本格的なもので、和カレーではなく、今どきのカレーだった。
なかなかうまし。


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