202409/18掲載

深夜、ケンサキイカでイカの煎り焼き

なんの工夫も、なんの苦労もなく出来上がるものこそ、深ツマ


深夜のツマミ、深ツマは数分できなくてはならない。
しかもカロリーの高いものや、糖質は、デブにつき深夜には食べたくない。
だいたい酒=糖質なので、そこに高カロリー・糖質はだめだろう、と思ったのもある。

目の前にあるのはイカのから煎りなので油分ゼロだ。
白醤油もほんの少しだし、たぶんほぼカロリーゼロだろう。
一味唐辛子なんて痩せるためにはいいんじゃないかな? ピリピリ。
ピリピリはするものの、まことに穏やかな味に、きゅうりもみの酸味と青臭味って、残暑の候にはうれしいものだし、9月になっても熱帯のままのこの国の住人であるボクには、こんな料理がいけるのである。
今回、ケンサキイカの刺身用に皮を剥いたものを使ったら、柔らかく、ケンサキイカの甘味とイカらしいうま味が、穏やかに、しかも力強く口の中でダンス・ダンス・ダンスだった。
酒はブラックニッカのハイボールで、これも久しぶりに飲むとうまい!

ケンサキイカが安く思える昨今なのである


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で最近よくケンサキイカを買う。
日常的に水産生物しか食べないので(まんじゅうは別だけど)、魚類、甲殻類・軟体類をバランスよく買いたい。
しかし、イカ類の入荷不安定で、スルメイカがいまだに高いために、昔は高級イカだったケンサキイカの出番となる。

深夜には、5分でも調理時間は長すぎる。


さて、イカの煎り焼きはボクが勝手につけた料理名である。
イカのげそでも胴でもなんでもいいので、余り物をフライパンなどで油を敷かないでから煎りする。
醤油や塩など最小限の味つけをするだけだ。
ちなみに写真の料理は、下処理したイカを切って、煎って、今回は甘味のある白醤油を、ジャ、なので調理時間は5分とかからない。
常備菜であるきゅうりもみを添えると、なんとなく様になる。

このコラムに関係する種

ケンサキイカのサムネイル写真
ケンサキイカSwordtip squid海水生。[山形県酒田・鼠ヶ関]、舞鶴湾から山陰・九州北部の日本海・東シナ海、青森県八戸・岩手県・宮城県沿岸、外房・東京・・・・
詳細ページへ

関連記事 ▽




呼び名検索

方言を含む全ての名(標準和名,方言,呼び名,外国名,学名)から水産物を検索します。

閉じる