ハチジョウアカムツ
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
分類 | 顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目フエダイ科ハマダイ属
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外国名 | Deep-water red snapper 濱鯛、紅鑽魚、紅雞仔、金蘭(臺東)、大頭(澎湖)、紅魚(澎湖)、肉檨(澎湖)
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学名 | Etelis carbunculus Cuvier.1824
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漢字・学名由来 | 漢字 八丈赤鯥 Htijouakamutu Cuvier バロン・ジョルジュ・レオポルド・クレティアン・フレデリック・ダゴベール・キュヴィエ(Baron Georges Léopold Chrétien Frédéric Dagobert Cuvier 1769-1832)。フランスの分類学者。キュビエとされることが多い。スエーデンのリンネ、フランスのビュフォンの分類体系に解剖学や古生物学などを加味して現在の形の礎を作った巨人のひとり。 Abe 阿部宗明(あべ ときはる Abe Tokiharu 1911-1996)。魚類学者。田中茂穂の後継者。多くの魚を記載。国内だけではなく、「新顔の魚」にて輸入、海外で漁獲される魚の魚名も多数つけている。 |
地方名・市場名 |
概要
生息域
海水魚。水深200メートルより深場。
八丈島、鳥島、西之島、小笠原諸島、北硫黄島、硫黄島、神奈川県三浦半島三﨑、和歌山県串本、高知県、宇治群島、屋久島、琉球列島。
台湾、東沙諸島、インド-太平洋(オーストラリア北西岸・北岸とマルケサス諸島以東をのぞく)
生態
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基本情報
伊豆諸島・鹿児島以南のやや深場に生息している。代表的な産地は鹿児島県と東京都である。
総て釣り物で、産地は限定的で一般的な食用魚ではない。非常に値段が高い比較的大消費地を中心に売り買いされている魚である。特に東京では古くから食べられていて、本種が高級魚となったのも東京からだ。代表的な産地は伊豆諸島、小笠原、鹿児島などから入荷してくる。
珍魚度 珍魚ではないが非常に高価で流通は限定的。東京都の市場や鹿児島県、沖縄県などで探すほかない。
水産基本情報
漁法 釣り(延縄)
主な産地 東京都小笠原諸島、鹿児島県、沖縄県
選び方・食べ方・その他
選び方
赤が鮮やかなもの。鰓が鮮紅色のもの。
味わい
比較的年間を通じて安定した味わいで旬は不明。
鱗は硬く取りにくい。皮厚みがあって強い。骨はあまり硬くはない。
透明感のある白身で血合いが赤い。熱を通しても硬く締まらない。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
水洗いして三枚に下ろして背と腹に分けて血合い骨を切り取る。皮を引いて刺身状に切る。
脂が乗っているので口溶け感があり甘く感じられる。身は適度に繊維質でいい感じで咀嚼でき、豊かなうま味が口中に広がる。魚類中最上級の味である。
身をほぐし、たれにからめながら食べる。不思議なことに酒よりもご飯にとても合う。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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地方名・市場名
参考『魚名からみる自然認識:沖縄・伊良部島の素潜り漁師の事例から』(高橋そよ 2014年03) 場所沖縄県伊良部島・宮古島
参考『種子島の釣魚図鑑』(鏑木紘一 たましだ舎 2016年) 場所鹿児島県種子島
場所沖縄宮古島
場所東京都小笠原・八丈島(荷)
参考聞取、『種子島の釣魚図鑑』(鏑木紘一 たましだ舎 2016年) 場所鹿児島県屋久島町安房・種子島
場所沖縄本島、沖縄宮古島、八重山
参考文献より。