オオアカムツ
オオアカムツの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
概要
生息域
海水魚。水深150-200m。
鹿児島大隅諸島県屋久島・種子島、琉球列島。
台湾台南、インド洋、紅海、西太平洋、オーストラリア。
生態
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基本情報
2021年に新種として記載されていたもの。熱帯域などでは知られていたが、国内海域では鹿児島県島嶼部でしか見つかっていない。ただ、非常にハチジョウアカムツに似ているので、混同されてしまっている可能性が強い。屋久島の漁業者は両種ともキンギョと呼んで区別しない。
鹿児島市の市場関係者などの一部には、超高級魚であるハチジョウアカムツ以上に脂が乗っていておいしいため、狙って買い受けるというプロも少なくない。
2020年くらいから鹿児島魚市場の水揚げ画像を見ていても、ハチジョウアカムツはある程度まとまり、並んで映っているのに対し、本種らしい画像は1尾、もしくは2尾でしかない。写真は2022年に気になって買い求めて別立てで画像を保存して置いたものだ。ある意味、新しい高級魚の登場である。
珍魚度 ハチジョウアカムツと酷似している。ハチジョウアカムツは探せば手に入るが、本種は区別できる人が非常に少ないために、入手が難しい。
水産基本情報
市場での評価/流通上鹿児島市でしか見ていない。ただしハチジョウアカムツと混同されて流通した可能性がある。
漁法/釣り
産地/鹿児島県
選び方・食べ方・その他
選び方
赤味が強いもの。身に張りがあるもの。
味わい
旬は不明だが、ハチジョウアカムツと同じように年間を通して味が落ちない。あえていえば晩春から初夏だと思われる。
鱗は硬いが取りやすい。皮は厚みがあって強い。骨はあまり硬くない。
血合いの赤い白身で熱を通しても硬く締まらない。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
オオアカムツの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身、皮霜造り)、蒸す(蒸し魚)、煮る(煮つけ)、焼く(塩焼き)、揚げる(唐揚げ)
蒸した身は練り絹のように滑らかでほどよく繊維質。皮と身をほぐしタレ、ねぎを合わせて食べると、無類のうまさである。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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