202408/15掲載

スマとレッドアンデスに結婚してもらう

スマは煮合わせると真価を発揮する


スマは野菜や芋類などと煮るとことが多い。今回はじゃがいものレッドアンデス、翌日は丸ナスと煮てみたが、レッドアンデスの方が上かな。
あまりにも相性がよかったので、翌々日にもまた作る。
岐阜県で大量買いしたレッドアンデスをスマ1尾と煮て使い切る。
普段は生節(塩ゆでにして放冷)にして煮るのだが、今回は生炊きにしてみたがこれも正解。
サバ科の魚の特徴はイノシンが多いことではないか。
おいしい成分を大量にもっているので、煮合わせるとやたらにその真価を発揮するのだ。
また、レッドアンデスのよいところは、じゃがいもとしてのうま味もあり、煮崩れにくいことだ。
これがスマのおいしいと合体すると敵なしの味になる。
またスマは何度か煮直したが硬く締まらなかった。
ほどよい硬さでうま味に満ちているのでじゃがいもも、スマも食べ飽きない。
これなど大発見かも。

身もあらも、いろんな料理にして、使い切る


今回のものは、八王子綜合卸売センター、福泉で買ったもので、長崎県壱岐勝本港産全長48cm ・1.594kgなので決して大型ではない。
あまり期待しないで持ち帰り、三枚に下ろしにすると包丁が重いのである。
予想外に脂がのっている。
以上は前回書いた。
スマは適当に切り、湯通しして氷水に落とし表面のぬめり、血液などを洗い流す。
水分をよく切っておく、これを水・酒・みりん・醤油控えめとともに鍋に入れ、差し昆布(3㎝四方くらいの昆布)をする。
あくを引きながら煮えてきたら、味見して醤油・みりんで味加減する。
甘いのが好きなら砂糖を使ってもいい。

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スマのサムネイル写真
スマKawa kawa, Eastern little tuna, Little tunny, Wavyback skipjack, Mackerel-nuna 台湾/花煙(hua yen)、三點仔、巴鰹海水魚。[宮城県気仙沼]、千葉県外房、相模湾〜屋久島の太平洋沿岸、[北海道日本海側せたな町]、兵庫県浜坂日本海側〜九州・・・・
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