202408/02掲載

夏のブリは韓国風刺身で

韓国風刺身にはご飯だろう


あまり辛いものに強くはないが、熱暑のときには、少しだけ辛いものが食べたくなる。
今回は市販の酢コチュジャンににんにくをたっぷり添えて、脂のないブリ(ワラサ?)の刺身を食べる。
脂、脂というブリだけど、そのおいしさは脂ではなく、回遊性の魚の持つ、微かな酸味にある。
このブリ本来の味を生かしたいと思ったら、酢コチュジャンに思い至ったのもある。
コチュジャンだけでは辛すぎて食べられないが、酢が入ると辛味が緩和される。
その上、酢コチュジャンの強すぎる味が、脂のない弱い味のブリを覆い隠さない。
むしろブリらしいおいしさが浮き上がってくる。
夏の脂のないブリってうまいな、と思う。
思わず、残った酢コチュジャンを下に敷いたエゴマの葉で拭き取り、むしゃむしゃ食べると、余計に韓国の風が吹いてくる。
韓国で魚の刺身などをお願いすると、アルミニウムの低い筒型の容器に入ったご飯がついてくる。
韓国風に、ご飯の友としたら非常にイケル。
夏は酢コチュジャンの刺身定食、いいかも知れない。

今の時季、お手軽価格はブリだけかも


最近、魚がとても高い。その上、肉も高い。近所にあるスーパーの輸入肉のコーナーが貧相なのも気になる。
だから夏のブリのお買い得感ありありはとてもうれしいものである。
特売コーナーから390円の冊を選んで買って帰ってくる。
とりあえずといった感じで、わさびが添えてある。
今回のものは鳥取県産とあるが、島根県産ではないだろうか?
この時季のブリなら島根半島で揚がったもので、そこから世界一恐い境水道大橋を渡ってきた。
境港の大方の水産物は島根県産なのである。
以上は想像なので悪しからず。
作り方は書くまでもない。
市販の酢コチュジャンはアマゾンでもなんでも簡単に手に入る。
コチュジャンと酢をようく混ぜるだけでもいい。
にんにくをすり下ろして加え、冊を刺身状に切る。

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ブリのサムネイル写真
ブリJapanese amberjack海水魚。北海道〜九州南岸、[鹿児島県種子島]、希に沖縄県、オホーツク海、太平洋、瀬戸内海、日本海、東シナ海。朝鮮半島・・・・
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