202405/03掲載
ディディモゾーン寄生虫
大型のコショウダイにしばしば見られる
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人体に影響はない。
扁形動物門吸虫綱二生亜綱斜睾吸虫目ディディモゾーン(ディディモゾイド)科(Didymozoidae Monticelli, 1888)ゴナポダスミウス属の種。ゴナポダスミウスなど多種類が存在する。扁形動物はまだ未開発な分野ではないか、と思うぐらい種の情報がない。
マダイ、コショウダイ、マグロ類、ブリ、マサバ、トビウオなど多種類の魚類に寄生している。
筋肉、鰓、内臓などにみられる。黄色みがかった袋状に見え、包丁などが当たると黄色い汁が出る。また黄褐色の染みのように見えることもある。
非常に細長い体を折り曲げてこの袋状の中に入っている。雌は非常に長く6m前後になり、雄は小さく長さ10cm前後にしかならない。
参考文献/『魚介類に寄生する生物』(長澤和也 成山堂書店) ■情報が集まり次第改訂していきます