202403/16掲載

和歌山の美トンボの素焼きポルトガル風?

特小美トンボを骨まで食べ尽くす


和歌山のドラマー、御所豊穂さんに美トンボを送って頂く。
今流行りの少年隊とか、ボクが唯一ちゃんと見る番組の鈴木愛理のような、といったらいいだろうか、全長50cm弱のとても美しい個体である。ピチピチしている。
ちなみにマグロ類の若い個体を探している。今回のは2歳だが、できれば、1歳、0歳も欲しい。
以上の続きの続きである。

野菜と焼いた魚だけの単純な取り合わせでスタート


特小といっても2㎏もある。いくらくらいするのかわからないけど、骨の髄まで食べ尽くしてみた。
ちなみに中骨と頭部と血合いは、みそ汁と潮汁で食べてしまったので、とりあげるのは身体の筋肉の部分の料理である。
さて、背中の部分はなにもしないでじっくり20分(もっと長いかも)くらいかけて焼き上げる。
素焼きなので水分をよく拭き取る意外になんにもしていない。
この焼き上がりがきれい(川本三郎風)、だった。
焼いている間に冷蔵庫に残っている、新潟県阿賀町の雪の下にんじん、レタス、イタリアンパセリ、ディルなどを刻んで置く。
オリーブオイルにチューブの生にんにくを混ぜておく。
焼き上がったら、野菜と一緒に盛りつける。

食卓で仕上げる料理なのだ


実はポルトガル料理店でマイワシでやっていたパクリだ。
にんにく入りオリーブオイルをかけ回し、カイエンヌペッパー(パプリカ)、オールスパイス、白コショウなども加えて混ぜて混ぜてする。
仕上げに追いオリーブをして出来上がりだ。
ここに温めたバゲットを乗っけると昼ご飯になる。
食べながらも香辛料を振り、追いオリーブオイルをし、なのだけど素材が仲良く調和している上に、主役が引き立つ。

見た目はぐちゃぐちゃなのだけど、野菜も摂れて、やたらにおいしくて


今回の和歌山県産特小トンボは、非常に小柄なのにほどほど脂があり、実は素焼きに醤油をかけただけでもおいしかった。
ただ素焼きでは食事にならない。
このにんにくがメチャクチャにきいたオリーブオイルと、塩や香辛料でテーブル状で仕上げる料理は、半分作るのと食うのが一時にでき、意外に糖質の節約になる。
これでお三時にまんじゅう食わなければ、痩せられるし、うまいしのダブルうれし。
念のために、脂の少ないカツオやサバ類(マサバ、ゴマサバ)など、などでも同じ料理が作れる。

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ビンナガマグロのサムネイル写真
ビンナガマグロAlbacore海水魚。外洋表層性。日本近海で、日本海には希。朝鮮半島南岸・東岸。世界中の亜熱帯、温帯域。・・・・
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