高野豆腐と芽ヒジキ煮
常備菜は常備食材で作り常備したい

我が家の常備菜(作り置きの料理)、ヒジキ煮を作ってつまみ食いしながら、高野豆腐に芽ヒジキは合わないな、と思い、でも長ヒジキがなければ、これはこれでいいじゃないの、幸せならば♪ という気分になる。
ハシキンメ稚魚(だしの素で充分)で作った煮干しだしが染みた高野豆腐がとてもうまいし、芽ヒジキだって、単体で食べるとおいしい。
あんまり好きではない煮たニンジンだって、大人なのだから食べる。
これに甘口の日本酒があるといいのだけど、昼酒をやる人生の隙間がない。
地味なこと、目立たぬ」とをこつこつやるのは大変なのよ、と独りごちる。
だいたい最近、甘口のおいしい日本酒がない気がする。
さて、家庭料理は料理の最高位だと思っている。
もちろん家庭がない人にとっても家庭料理(料理を作ること)は大切である。
料理を作ることは、ケ(普段)を大切にするということだ。
今や国内中がお祭りばっかりやっている。
動物は危険が迫ると躁状態になることは、馴染みの猫と遊んでいるとわかる。
この国、総理大臣から何から何まで頭が祭気分(躁状態)で、危ないんじゃないのかな? て思うほどだ。
料理にもっと踏み込むと、能書きの多い料理ほどおいしくないものである。
日常何気なく作る料理の方がいい。
ちなみに祭がいけないのではなくて、ケがあるからハレ(特別な日)があるという重要な点が抜けているといいたいだけだ。
ケがないと高価な料理のよさはわからない。
贅沢を楽しむためにこそケを大切にすべきである。
材料を揃えたら料理は八割方終わっている

さて、八王子総合卸売センター、開治屋で常備食材を買った。
基本的に乾燥豆2種くらい、芽と長のヒジキ、高野豆腐、などなどだ。
高野豆腐がないつもりで買ったら、手つかずの袋があるではないか?
買い置いておいた方の、高野豆腐をぬるま湯に漬ける。
そうだ、煮干しだしがあるからヒジキ煮を作ろうと思って、高野豆腐を細かく切ったら、芽ヒジキはあるけど長ヒジキがない。
芽ヒジキと長ヒジキを買ったつもりが、2袋とも芽ヒジキとは自分のミス。
高野豆腐と合わせたいのは長ヒジキだけど、芽ヒジキでやっちまおうぜ。
と至って平凡なボクは思う。