202501/29掲載

数え日の新潟旅 妙高市『太田醸造』の昆布巻き

野菜を昆布でぐるぐる巻きにしたみそ漬け


昆布巻きと言っても漬物で、にんじんやごぼう、大根やなすを昆布で巻いて、みそ漬けにしたものだ。
新潟県妙高市『太田醸造』のオリジナルのものかと思ったら、妙高市新井、上越市高田の朝市でも売られていた。
こんなに手の込んだ、みそ漬けを作るのは上越地方ならではなのかも。
切ってみるときれいな断面が出る。
なんて美しいんだろうと感心していると、昆布が長すぎて食べられない。
食べにくいといってもいいだろう。

刻んで初めておいしさがわかる


昆布を麺のようにもにょもにょ食べていて、思いだした。
「刻んで食べるんですよ」、と言われたことを。
刻んで食べたら、塩気もほどよく昆布の味と野菜の味がともに楽しめる。
だいたいみそがおいしい。
刻んでみてわかったことだけど、昆布で巻くのは昆布自体にみそ味をつけることでもあるし、野菜に昆布の風味をつけることでもある。
ただ、昆布の味や風味をつけるためなら巻かなくてもいい。
実際に刻んでみてわかったことだけど、巻いていることで好みの大きさに刻みやすい。
これが巻いたわけかも?
いずれにしても「どうして巻いたんでしょうね?」だ。
餅と一緒に食べたり、ご飯のおかずにしたりと、食卓上で強い存在感がある。


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