202508/03掲載
安楽島のサザエは素直に刺身、刺身
サザエは海の味で海の風で、スピリッツの友である

三重県鳥羽市安楽島、出間リカさんに送って頂いた貝類の中にサザエがたっぷり入っていた。
今、創造の世界にいて、引きこもり状態となっているので、ありがたや♪ ありがたや♪ by守屋浩である。(ちょい旅先で耳に飛び込んできて、頭から離れない。これはまさしく名曲だと思う)
大きめのサザエを剥き身にして苦味のある内臓は少しだけ残し、足を刺身にする。
ワタは湯通しして氷水に落とし、水分を切る。
ちなみにサザエは剥き身にしやすく、刺身にしてもぬめりが少ない。
巻き貝の中でももっとも難易度が低い。
しかも料理に困ったらそのまま壺焼きにすればいい。
たっぷり造って、たっぷり食べたいのがサザエの刺身だ。
これにいただきものの『夢産地とさやま開発公社』(高知市土佐山桑尾)の柚子果汁をじゃぶじゃぶかけて、塩味で食べる。
ちょうどヴァランダーを再読したいと思っているので、酒はスエーデンのアブソルートのソーダ割り。
刺身を楊子でちまちま口に運んではアブソルートで舌を洗い、またサザエでアブソルートというのがいいのである。
サザエの刺身は磯というか海の香がする。
海風を思わせる味でもある。
大量に造っても足りないくらいにボク好みの味で、合いの手で食べるワタも少しだけならいい感じである。
刺身を食べ終わった途端、意識が遠のいて行く、ありがたや♪ ありがたや♪