202408/10掲載

鳥羽市安楽島貝類図鑑 シマメノウフネガイ

アカニシなど、くっついていないことの方が少ない


三重県くらい海が多様なところはないと思う。北は木曽三川の河口域、伊勢湾があり、渥美半島と鳥羽市を結ぶ線から北は伊勢湾、南は太平洋になる。
鳥羽市は内湾でもあり外洋でもあり、しかも人が住んでいる島が多くある。
民俗学的にも面白く、生物好きにとってもパラダイスといってもいいだろう。
さて、鳥羽市安楽島の出間リカさんに鳥羽市の貝いろいろを送って頂いた。
中にアカニシがあって、おさだまりの厄介者がついていた。
シマメノウフネガイである。
ひっくり返すとスリッパのように足(軟体)の先を刺し込む板状のものがある。
北米原産で1960年代から国内でも見られるようになった。
実はおいしい貝で、たくさん集められたらいつも塩ゆでにして食べている。
出間リカさんに感謝。(FB 安楽島新鮮組)

このコラムに関係する種

シマメノウフネガイのサムネイル写真
シマメノウフネガイOnyx slippersnail海水生。比較的浅い場所で巻き貝・アワビ類、アカニシ、サザエ、アズマニシキなどに硬く付着する。北海道〜九州まで日本各地。・・・・
詳細ページへ

関連記事 ▽




呼び名検索

方言を含む全ての名(標準和名,方言,呼び名,外国名,学名)から水産物を検索します。

閉じる