202408/03掲載

猛暑につき鰯の梅干し煮を作る

猛暑というより熱暑につき朝は体を冷え冷えにする


どことなく体に不具合を感じている。なかなか熱気が体から消えない。
午前3時から5時の間に目覚める。最近、ベッドから飛び出し、すぐにシャワーを浴びる。
そのままPCを起こし、ご飯をチンして、茶碗によそう。
上に鰯の梅干し煮(マイワシの梅干し煮)を乗せて、強く冷やした凍頂烏龍茶をそそぐ。
表面温度が冷たい内にさばさばと食べる。
温かいご飯にこれでもか、と冷やし込んだお茶が食べすすむと混じり合ってくる。
凍頂烏龍茶の烏龍茶と緑茶の中間的な味が実に好ましい。
残った茶碗に、今度は熱い番茶(遅摘みの茶葉の緑茶)を入れて飲んで、ふたたび喉から胃の腑にかけて温めてPCに向かう。
梅干し煮はマイワシの中骨まで柔らかく炊き込んでいるので、ご飯とも冷たいお茶とも一体化している。
塩気は梅干しだけで、そこにマイワシの背の青い魚特有のうま味と脂が加わる。
早朝の癒やし系ご飯だと思っている。

夏の千葉県銚子産マイワシは素晴らしい


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に千葉県銚子からマイワシ17cm前後が来ていた。
荷の中は選ったら刺身に出来そうなものがある状況だった。
要するに何人かが、選った後だ、ということ。
ちなみに並イワシなのに刺身に出来るものがごろごろ入っている、というのがいちばんよい、ことなのである。
大阪・兵庫や北海道から2㎏、3㎏で来る上イワシがいいのは当たり前、むしろ銚子から上々の並イワシが安定的にくる、それが関東も含めて東京でのベストなのである。

当座食べ繋ぐことができる、平凡極まりないぞうざい


さて、今回は最初から梅干し煮を作るために買った。
魚と梅干しを煮るという料理は日本各地にあり、東京でも伝統的なものだ。
ただしボクの梅干し煮は江戸川区小岩の料理店で口頭で教わったものを、年々変化させたものだ。
マイワシは鱗をていねいに取り、頭部を落としてワタをだす。
これを3等分する。
鍋に並べて水を張り、一度ゆでこぼす。
そこに梅干しをちぎりながら入れて、種もそのまま放り込んで水をそそぐ。
これを今回はことことと1時間煮た。
いつもは終いに醤油を一垂らしするのだけど、やり忘れる。
どうやら不必要な一手間だったようだ。
梅干しで煮ると1週間くらい冷蔵保存できる。
日々のおかずになる。
念のために梅干し煮などはこれでなければならぬ、という作り方は存在しない。百人百様なのでぜひ自分流でお作りを。

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マイワシのサムネイル写真
マイワシ英名/Sardine,Spotline sardine海水魚。沿岸。北海道〜九州南岸の大平洋、日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海。沿海州、サハリン、千島列島、朝鮮半島東岸・南・・・・
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