202407/27掲載

鳥羽市安楽島貝類図鑑 ヒメイガイ

食べるための貝に勝手にくっついてきた


三重県くらい海が多様なところはないと思う。北は木曽三川の河口域、伊勢湾があり、渥美半島と鳥羽市を結ぶ線から北は伊勢湾、南は太平洋になる。
鳥羽市は内湾でもあり外洋でもあり、しかも人が住んでいる島が多くある。
民俗学的にも面白く、生物好きにとってもパラダイスといってもいいだろう。
さて、鳥羽市安楽島の出間リカさんに鳥羽市の貝いろいろを送って頂いた。ついでにとは言っては失礼だが、厳密に同定してみたい。
今回のものを見つけて調べようなんて御仁はほぼいないかも。

イガイの子供でないわいな


実際に見るとまったく形態を異にしており、20mm前後くらいにしかならない。
ルーペなどで見るととてもキレイだけど、あまりにも小さすぎる。
本種と同属のクジャクガイはいろんな物体、貝類などにくっ付いて生きている。
カキ養殖などではやっかいな存在だと思う。

このコラムに関係する種

ヒメイガイのサムネイル写真
ヒメイガイBifurcate mussel海水生。水深30mよりも浅い岩礁域。北海道南西部〜九州。・・・・
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