202407/26掲載

アカササノハベは素焼きにして炊き込みご飯

皮目に味のある魚の炊き込みご飯は最高なのだ!


困ったときには炊き込みご飯しかない、気がしている。
早朝から小物(小型の生物)の撮影をして同定をして、限界超えのとき、釜の蓋をあけると、焼いたアカササノハベラの香りと、調味料の香りが同時に立つ。
峠の釜めしの釜が水加減して炊こうかなというときに割れてしまったので、3合炊きで、7勺を炊いたが、ちゃんと炊き上がっていた。
よかった、よかったと、すだちをたっぷり絞り込み食べる。
ベラの味の半分以上は皮にあるのかも知れない。
アカササノハベラの赤い皮は見た目にもきれいだ。
中骨からいいだしが出ているし、ほぼ45分で食えるというのもラクチンである。
ちなみに今回は汁なし。
どうしても小物撮影をしていると、飯は最小限となる。

小魚は素焼きにして冷凍保存すると便利


アカササノハベラは八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産、クマゴロウが銭州で釣り上げてきたものだ。シマアジ用の仕掛けでこんな可愛らしいのを釣り上げられるところが偉い。名人だ!
ちなみに舵丸水産は一般客大歓迎。親切をモットーとしているので、気軽に起こしあれ。
勝手に連れて帰ってきて、大急ぎで下ろして、水分をよくきり、とりあえず素焼きにする。
このまま半割にして冷凍保存する。

炊き込みご飯は炊き上がりまで、少し心配して大いに期待する


7勺のご飯の水飯の用意をすると同時に素焼きの骨つきの方を室温でもどす。
いざ炊こうというときに釜にひびがはいっていることに気づき、急遽南部鉄釜に替える。
7勺の米に1合少しの水(素焼きは水分を吸うので)で加減して薄口醤油・酒、しょうがを投入する。
素焼きを乗せて炊飯する。
強火で釜が吹いたら弱火にして7分。
蒸らしに10分。

このコラムに関係する種

アカササノハベラのサムネイル写真
アカササノハベラRed naped wrasse海水魚。岩礁域。浅場に生息するが、ホシササノハベラよりも少し深場にいる。福井県、京都府舞鶴、福岡県沖ノ島・津屋崎、長崎・・・・
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