202406/15掲載

塩マグロのトマトソース、バーミセリ

塩マグロは万能の食材である


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産にクロマグロの血合いぎしをもらって塩マグロを作った。4月23日に塩に漬け込んで出来上がりは5月5日だった。
東京都八王子市西八王子、『魚善』さんに教わったもので、魚屋の作る保存食である。
少しずつ切り取っては焼いて茶漬けにし、サラダなどにも使った。
いくつかの仕事をやって日々の糧を得ているので、慌ただしいときはご飯を作る暇もない。
こんな朝は残り物を整理しがてら料理を作る。
その残り物を調理する主役に塩マグロを据える。

いかにオリーブオイルに味を溶け込ませるかがカギ


残っていたのは1人前くらい残った細目のパスタ、バーミセリとダメになりそうなトマト、八王子綜合卸売センター、八百角で特売していたバジルだ。
最近、バジルが安くなってきているのでついつい余分に買ってしまっている。ボクってこんなにバジルが好きだったかな? と少々驚いている。
ということで朝一番からイタリアーン、なのだ。
塩マグロは粗く刻んでおく。
玉ねぎ、にんにくも適当に刻む。
フライパンに多めのオリーブオイルを入れてにんにくを加えて香り出しをする。
塩マグロ、玉ねぎを加えてじっくり素材の味出しをする。

トマトは昆布のようなものだと思っている


炒まったら、トマトをつぶしながら投入。
弱火でことことと煮込む。
強火でやるとトマトの甘味が飛んでしまう。
トマトの甘味と濃厚なうま味、酸味が全体を包み込む。
塩気は塩マグロだけ。
仕上げにコショウを振る。

朝なので塩気は極力控えて素材の味を楽しむ


ゆで時間3分のバーミセリをゆでる。
あとはソースとからめて器に盛り、バジルを振るだけ。
トマト2個のうま味と塩マグロのうま味と塩気で、非常に味わい深いソースなのとなる。
このソースで3人前くらいのパスタが食べられるのに、バーミセリが1人前弱なのが残念でならない。
これに凍頂烏龍茶とは、とてもとても残念だけど、とてもとても健康的な朝飯だと思う。

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クロマグロのサムネイル写真
クロマグロPacific bluefin tuna海水魚。外洋表層域。日本近海。朝鮮半島南岸・東岸、サハリン、千島列島南部のオホーツク海、アラスカ湾、北緯5-40度の・・・・
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