202404/10掲載

肉を食べないボクの魚のポテサラ

ポテトサラダはポテサラで、チーズたっぷりが今流


ときどきボクの車の屋根に乗って遊ぶ(じっとゲームしているだけだけど)近所のそろそろ小学3年生に、今日のお昼はなに食べた?(大人でも子供でも、必ず食事のことを聞くのはボクの職業的な病)と聞いたら、ポテサラサンドだという。
「ポテトサラダをサンドイッチにするんだ?」というと「普通だよ」という。「チーズとハムたっぷりね」とはゴージャスな昼飯ではないか。
小学2年生の日曜日の昼ご飯としては上等だな、と思った。
なんとなくポテサラを作ってみたくなった。
自宅では肉を食べないので、魚のポテサラである。
さっそく和歌山県から来たミニマムサイズの美トンボ(ビンナガマグロ)のあら、上身4分の1、刺身切り落としなどを集めた。
これをハーブブイヨン、塩、少量の白ワイン、水、ローリエ、セロリと一緒にことこと煮込む。単純に塩ゆでしてもいい。

デスクに向かいながら、作れるってのがいい。


茹で上がったら、1時間くらい鍋止め。
ザルで濾して、煮汁でジャガイモをゆでる。
その間に美トンボの中骨についた身などをより分けて、ほぐしておく。

ほくほくではなく柔らかく仕上げる


ジャガイモと美トンボの身を湯ボウルなどに入れて湯煎して混ぜ、マーガリン(バターでも)、牛乳、コショウ、マヨネーズと一緒に練り上げる。
柔らかいのが好きなので、牛乳は多めに入れる。
湯煎から下ろして冷えたらパセリを加え、出来上がり。

魚の柔らかいポテサラはパンにも合う


いつもはビールの友だけど、我が家にあったバゲットで昼ご飯にする。
凍頂烏龍茶の友ではあるが、やけにうまい。
我が家の定番的なポテサラだけど、過去に作ってガッカリしたことは一度もない。
魚のうま味とハーブの香り、ポテトの抱擁力の豊かさなど、いい昼時を過ごせた。
確かにチーズを入れてもうまそうではあるものの、今のボクにはいらないかも。
あっと忘れてはいけない。美トンボを見つけてくれた、和歌山のドラマー、御所豊穂さん、改めてありがとう!

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ビンナガマグロのサムネイル写真
ビンナガマグロAlbacore海水魚。外洋表層性。日本近海で、日本海には希。朝鮮半島南岸・東岸。世界中の亜熱帯、温帯域。・・・・
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