202403/30掲載

トルコ風サンドをマイワシで作る

マイワシは一年を通してうまい。マイワシのサンドも一年中作れる

マイワシ

さて、トルコの魚のサンドイッチ(Balik Ekmek)」ってどんなもの? から始まって、古い写真のパンの見た目がフランスパン(我ながら古い表現だけど)のようだった、とか、魚はサバ(サバ属)でトルコなので、Atlantic chub mackerel だろうと行き着いた。
それで今度はトルコのイワシはなんだろうと調べたら、Sardalya(Sardina pilchardus (Walbaum, 1792) /ヨーロッパマイワシorニシイワシ) に行き着く。ノルウェー沖からイギリス、ポルトガル、スペイン、地中海、黒海に生息している。
きっとトルコでは、タイセイヨウマイワシを使ってサンドイッチを作っているに違いない。

要するにマイワシと野菜とバゲットと香辛料なのだ

トルコ風サンドイッチの材料

最近、いろんな産地のマイワシを買っていて、なんどもトルコ風サンドイッチを作り、いつもおいしいので、今回の写真の産地がわからなくなった。
ちなみに最初は3月5日の三陸南部域のマイワシで、非常に脂が乗っていて刺身で食べられる鮮度だった。
今回用意したのはイタリアンパセリ、レタス、紫玉ねぎ、パプリカとバゲットだ。
例によって紫玉ねぎはオリーブオイルとにんにくで和えて、パンとの馴染み役にもなってもらった。
これを開いて塩コショウする。
全粒粉をまぶして揚げる。
全粒粉で揚げるとさくっとした食感が生まれるし、揚げた粉自体にうま味がある。
あとは少し温めたバゲットに挟むだけ。今回はスモークパプリカにしてみたが、中近東の雰囲気を勝手な思い込みかも知れないが感じる。

トルコ風サンドイッチはゆるく挟んで食べるときにぎゅっと押しつける

トルコ風サンドイッチ

ゆるく挟んで、食べるときにいぎゅっと押し固めて口に頬張る。
マイワシの濃厚な味が分厚いバゲットの中でちゃんと浮き上がってくる。
バゲットで何度もトルコ風サンドイッチを作っている内に、なぜバゲットなどフランスパンでなければならないかがわかってきた。
普通の食パンよりも食べ応えがあり、満足度が高いからだ。
これだけで昼食になる、のである。
デブなので気になるのはカロリーだけど、低いんとちゃうかなー?

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マイワシのサムネイル写真
マイワシ英名/Sardine,Spotline sardine海水魚。沿岸。北海道〜九州南岸の大平洋、日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海。沿海州、サハリン、千島列島、朝鮮半島東岸・南・・・・
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