生まれて初めて作るタコスはシバエビで
まずはタコス材料を探しに行く
タコソース
さすがに初めて食べるわけではない。1980年前後、都内にやたらに世界各国の料理店が出来たとき、メキシコ料理店でいきなり出て来たのがタコスだった。考えてみるとタコスは記憶に残っているが、メキシコ料理とはなんぞやと聞かれると出てこない。その頃、アボカドを都内スーパーで比較的よく見かけるようになり、なんとなくメキシコ・アボカド(トではなくド)をセットで記憶している。
あまり食べ歩きをしないボクには遠い存在の食べ物で、食べたことはあるが、もちろん作ったことはない。
ボクは人が作っているのをみると、真似したくなるたちだ。遠い先島諸島で夕べに一人淋しそうにタコスを作っているのを見て、タコスか! と思ったら、タコスに関しては何も知らないことに気づいて、無性に作りたくなる。
タコスはトルティーヤという、印度料理のチャパティーのようなもので、餃子の皮の二倍くらいの半径のものでもある円形の物体で、さまざまなものを包んで作る。
あとはタコスのソースだ。要するにトルティーヤとソースがあれば作れる。
いろいろ調べて駅前までタコスセットを買いに出掛ける。まず最初のつまずきは、トルティーヤはトウモロコシのものと、小麦粉のものがあることだった。迷いに迷ってトウモロコシのものにして、迷っている間に目についたそのとなりのモンブラン大福まで買ってしまった。責任者出てこーい。
もっとわからなかったのは、ソースだ。店員さんに不得要領に聞いたら、「鮹ソースですね」と言われて、「タコソース」って言うんだと知ったものの、何種類もある。いちばん普通の、を買う。
具材をさささっと用意する
シバエビはかりっとソテー
シバエビ以外の具はレタス、自然保護の観点からアボカドは買わなかったが、紫玉ねぎにトマトを用意した。
難関はトルティーヤを戻すことだった。冷凍物を冷蔵庫で4、5時間かけてもどせとある。仕方がないので寝る前に冷凍庫から冷蔵庫に移動して、翌日の昼ご飯にタコスを作る。
具材を適当に切り、シバエビをかりっとなるまでソテーして塩コショウする。
もどったトルティーヤをそのまま食べたら、どことなくかび臭い。オーブントースターで温めると柔らかくなりかび臭さが消える。
次の難関は巻くのか挟むのかだけど、具材を作りすぎたので挟んでみた。
挟むのか巻き込むのか、それが問題だ?
トルティーヤに具材を乗せていく
レタス、トマト、玉ねぎにシバエビでタコソースをかけて挟む。
具の量やタコソースの量はちゃんとしっかり考えないとダメだ。
今回は1枚のトルティーヤに対しての具が多すぎた。
後は豪快にかぶりつくだけ、だけど、以外にうまいじゃん!