202305/21掲載

薩摩のイサキで塩焼きの作り方

イサキの塩焼きはイサキ料理の基本


鹿児島県鹿児島市にある田中水産さんに旬のイサキをいただいた。28cm・498gなので中イサキである。触っただけで、脂が感じられるといった上物でもある。刺身と焼霜造り、そして塩焼きにした。
ほんの1990年代くらいまでイサキの生食(刺身)は特殊だった。飲食店に入って魚を聞いて、イサキだったら、お願いしただけで塩焼きが出て来ていた。
考えてみるとこの時代、魚の種類も少なく、決まり切った料理が出て来て、だれも疑問に感じなかったのだ。この定番料理に大いに疑問を感じたのが三重県や千葉県の、海辺の町の魚料理の多様性である。
初めてイサキの刺身を食べたのは千葉県勝浦市鵜原だったし、考えてみると「なめろう」もこのとき食べた。
イサキはどんな料理にしてもうまいと考えて、最近は様々な料理を作っている。でもイサキが塩焼き用の魚という認識は変わらない。

魚の水分を表面に浮かせるための塩


作り方は簡単。
中型イサキだったので、二枚下ろしにして半身に振り塩をする。
1時間くらいして表面に水分が出て来たら拭き取って焼いてもいいが、今回は翌日に焼く。この振り塩をした状態なら冷凍保存してもいい。
ちなみに密閉して少し寝かせるとぐんと味がよくなる。
後は焼くだけである。
イサキの塩焼きの味の説明は無用だろう。
今回は脂がのっていたので、表面に出て来た脂で泡がたち、まるで半揚げのような状態になる。
ちなみにイサキの塩焼きにボクはご飯だ。ご飯しか考えられないけど、仕方がなければ酒でもいいって感じ。

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イサキのサムネイル写真
イサキChicken grunt 三線磯鱸、三線雞魚、黃雞仔、雞仔魚、番仔加誌、黃公仔魚、黃雞魚、三爪仔、雞魚(澎湖諸島)、青筆海水魚。浅い岩礁域。新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸[長崎県橘湾にはいない、もしくはほとんどいない]、瀬戸内海、・・・・
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