202305/14掲載
鯛醤油ラーメンの作り方
素焼きの兜は保存食でもある
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相変わらず兵庫県明石市、明石浦漁協からきた色気づいた雄マダイの料理を。
今回はやたらに忙しくて兜まで手が回らなかった。
本来は骨蒸しとかいろいろ作るのだが、下ろして水分をていねいに拭き取り。素焼きにして冷凍保存しておいた。
魚は生で保存するとすぐに劣化するが、火を通したり、味つけをして冷凍すると保存性が高くなり、劣化が遅れる
この素焼き兜で鍋にしてもいいし、野菜と煮てもおいしいのだけど、今回はラーメンを作る。
ボクの定番料理である。
不思議なもので魚は焼いてだしを取ると、うどん・素麺以上に、ラーメンとの相性が抜群によくなる。
スープはじっくり煮だして
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仕事が深夜になりそうな昨夕、解凍しないまま、水を張った鍋に兜素焼きを放り込む。
非常に小さな火で2時間くらいかけて煮出す。
火をとめる直前に昆布を放り込む。このとき八角などを入れるといきなり台湾風になる。その場合にはスープの調味が変わる。
このまま冷ます。
黄金色のおいしいスープなのだ
味つけは最小限
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温めた丼に醤油・塩・コショウを入れておく。
ラーメンをゆでる。
茹で上がる直前に丼にスープをそそぐ。
茹で上がった麺を入れ、ほぐしたら出来上がりである。
深夜なので素醤油ラーメンだが、マダイの身を八角で煮上げたものをのせてもいい。
天然マダイのいいところはスープをとってもくどくならず、しかもうま味豊かであることだ。
鯛といえば塩という人がいるが、個人的に塩ラーメンがあまり好きではないので、醤油ラーメンにしただけ。
醤油は薄口を使ったが、濃口でもいい、また中国醤油(甘めでこくがある)でもいい。
にんにくを加えてもいいし、辛味を足してもいいなどなどラーメンというものは自由自在であってこそだ。