202509/08掲載

新潟県佐渡のアラの兜焼きで暑気払い

兜焼きは野蛮人になって食ってこそうまし


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で買った新潟県佐渡石原水産からアラ、体長43cm・713g の兜(頭部)は塩焼きにした。
あきらかに暑気がとれず、バテ気味の自分に野生を取り戻すための塩焼きである。

頭部の塩焼きは食いにくい、が他のどこよりもうまい。
うますぎて困っちゃうくらいうまいので、ついつい手づかみで食らう。
マンモスの肉を食らうがごとき気迫でアラを食らってみる。
野生を取り戻すのがいちばんの暑気払いである。

うまいのは重々知っている。
過去に何度もウマスギてこてんぱんにやられている。
それなのにまたこてんぱんにやられた。
まずは皮を引っぺがして食い、その下に隠れている身を指でほじくり出して食う。
身はちょびっとなのにおいしいが大きい。

最初はちょびっとずつ食らっていたら、頬肉を食べてからは一気呵成に食べ尽くす。
なんとかカマの部分を残すことに成功する。
さて、カマは炊き込みご飯かな?

新潟県佐渡産のアラはとても上々、上のもの


アラはあまり一般的とはいえない魚である。
どちらかというと料理店が主に使うものだが、見つけたらぜひ一度食べてもらいたい美味な魚である。
北海道南部以南のやや深場に棲息している。
体長1mにもなる魚で、姿はスズキに似ている。
太平洋側よりも日本海側に多く、水揚げも日本海側の方が多い。
関東では古くからの高級魚として人気が高い。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。

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